ブッフォン氏、CL制覇を果たせなかった現役時代を語る「私にとって決して傷ではなかった」

ユヴェントスやイタリア代表で活躍したジャンルイジ・ブッフォン氏が、自身の過去について語った。10日付けでイタリアメディア『Football ITALIA』が伝えている。

1995年にパルマでプロデビューを果たし、2001年から所属したユヴェントスで世界的なプレーヤーに名を連ねたブッフォン氏。2023年に現役を引退するまで、ワールドカップ(1回)やスクデット(10回)、コッパ・イタリア(6回)など数多くのタイトルを獲得した同氏だが、二度の決勝も経験したUEFAチャンピオンズリーグ(CL)のトロフィーには手が届かなかった。

しかしながらこの事実に関して、当の本人にとってはあまりネガティブな感覚はないようだ。以下のように語った。

「ユヴェントスは私のサッカー人生そのものであり、素晴らしい思い出、冒険、人間的な成長、そしてスポーツの観点からの祝福があった。ユヴェントスの世界では、ときに確信を覆すようなことがあるが、成功すれば彼らは決して見放さない」

「CLで優勝はできなかったが、私にとってそれは決して傷ではなかった。むしろ毎年非常に大きな戦いに挑むための刺激になった。もし私が一般的なことを言わなければならないのなら、それはユヴェントスの世界やチームメイト、そして監督に関わることで、そのカップの獲得を30年以上も願っているファンたちも非常に残念に思うだろう」

「ただ、私はCLでプレーすること自体がすでに大きな喜びだった。勝つことは大切だが、私にはそれが重要ではなかったね」

「私は、自分の不完全さが他の人に人間性を与え、人々と親しくなり、一緒にいることを好んでいる。特に若いころ、私は多くの間違いを犯したものだ」

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