岩手県一関市で11日、沿道を走る男衆に観客が水をかける「大東大原水かけ祭り」が行われました。
この祭りは江戸で起きた大火をきっかけに、約360年前から防火を祈る祭りとして始まり、その後厄除けなどを願う祭りとして受け継がれてきました。上半身裸の参加者208人が一関市大東町大原地区の目抜き通りを駆け抜けると、沿道に集まった人が勢いよく水をかけました。新型コロナの感染防止のため、2021年から3年間は主要行事の水かけが中止となっていて、4年ぶりに祭りにおなじみの光景が戻りました。参加者は寒さをものともせず、走り終えた充実感に浸っていました。