食士180人、胃袋競う 横綱に井本さん(神奈川) わんこそば全日本大会【花巻】

合図とともにそばをかき込む食士たち(個人の部)

 全国の大食い、早食い自慢がおわん1杯に入るそばを何杯食べられるか競う、元祖わんこそば全日本大会(同大会運営委員会主催)は11日、花巻市若葉町の市文化会館で開かれた。5分間で240杯を胃に収めた神奈川県の会社員井本英明さん(53)が5年ぶり7回目の優勝を飾り、第66代横綱に輝いた。

 県内をはじめ北は北海道、南は香川県、海外は台湾から計180人の「食士」が出場。小学生の部(3人一組)と団体の部(同)は1人3分間で食べた杯数の合計、個人の部は1人5分間で食べた杯数を競った。

 食士たちは、行司の掛け声と太鼓の音の合図とともに、給仕を務める花巻東高校の生徒たちと呼吸を合わせ、次々とそばを口の中へかき込んだ。コロナ禍で前回はできなかった声出し応援も復活し、会場に詰め掛けた応援団の声援が響き渡った。

© 岩手日日新聞社