プレミアリーグの各クラブが産んだ「市場価値最高の生え抜き選手」

世界最大のコンペティションとなっているイングランド・プレミアリーグ。各国からスターが集まっている他、選手を育成するためのアカデミーも非常に重要なものになっている。

今回は『Planet Football』から「プレミアリーグの各クラブ下部組織が産んだ、市場価値最高の選手」をご紹介する。

アーセナル:ブカヨ・サカ

現在:アーセナル

市場価値:1億300万ポンド(およそ194.16億円)

「スターボーイ」という渾名があるというブカヨ・サカ。ミケル・アルテタ監督からもギャレス・サウスゲイト監督からも非常に信頼されており、ますます価値のある選手となっている。

アストン・ヴィラ:ジャック・グリリッシュ

現在:マンチェスター・シティ

市場価値:6000万ポンド(およそ113.1億円)

今にして思えば、彼が1億ポンドでマンチェスター・シティに移籍したことは両クラブに最善の結果をもたらした。1億ポンドをアストン・ヴィラは再投資することができた。

ボーンマス:ダニー・イングス

現在:ウェストハム・ユナイテッド

市場価値:800万ポンド(およそ15.08億円)

2009年にボーンマスのアカデミーを卒業したダニー・イングス。2部やプレミアリーグで結果を残し、一時はリヴァプールにも引き抜かれた。怪我さえなければ世界のスターになっていたはずの選手である。

ブレントフォード:タイリック・ミッチェル

現在:クリスタル・パレス

市場価値:1900万ポンド(およそ35.82億円)

ブレントフォードは2016年に下部組織を解散し、2022年の夏に再開した。彼は6年前にアカデミーを去った選手だが、その後クリスタル・パレスに引き抜かれてプレミアリーグで確固たる地位を築いた。

ブライトン:エヴァン・ファーガソン

現在:ブライトン

市場価値:5600万ポンド(およそ105.56億円)

ブライトンでスター選手になりつつあるエヴァン・ファーガソン。ヨーロッパのビッグクラブのいくつかから関心を集めており、その理由は容易に想像できる。19歳で平均164分で1ゴール。誰もが求めるリアルストライカーだ。

ドワイト・マクニール

現在:エヴァートン

市場価値:1700万ポンド(およそ32.05億円)

バーンリーで数年間インパクトあるプレーを見せたドワイト・マクニール。2000万ポンドで2022年にエヴァートンへと移籍し、プレミアリーグで好印象を与えている。2022-23シーズンはクラブの得点王だった。

チェルシー:デクラン・ライス

現在:アーセナル

市場価値:9400万ポンド(およそ177.19億円)

とても意外なことかもしれないが、数多くの選手を輩出してきたチェルシーの下部組織出身で最も価値があるのは「14歳で放出された」デクラン・ライスであった。今やアーセナルの中心選手。

クリスタル・パレス:アーロン・ワン・ビサカ

現在:マンチェスター・ユナイテッド

市場価値:1700万ポンド(およそ32.05億円)

クリスタル・パレスでプレーしていたときはヨーロッパでも最高の守備的サイドバックだった。ただ、マンチェスター・ユナイテッドで求められるものは彼にとって荷が重かったのが残念である。

エヴァートン:アンソニー・ゴードン

現在:ニューカッスル

市場価値:4300万ポンド(およそ81.06億円)

ゴードンは必ずしも最高の条件でエヴァートンを去ったわけではないが、ニューカッスルへの移籍は間違いなく彼の成長に大きな影響を与えた。今やプレミアリーグ屈指の「点を取れるウイング」。

フラム:エベレチ・エゼ

現在:クリスタル・パレス

市場価値:4100万ポンド(およそ77.29億円)

クリスタル・パレスでプレーしているエベレチ・エゼ。今注目を集めている素晴らしい攻撃的ミッドフィルダーで、見事なチャンスメイクの能力を持つ。フラムのアカデミーでは2年間を過ごしたが、後に移籍したQPRでブレイクした。

リヴァプール:トレント・アレクサンダー=アーノルド

現在:リヴァプール

市場価値:6000万ポンド(およそ113.1億円)

アレクサンダー=アーノルドが現在リーグ最高の選手の1人として評価されることに疑いの余地はない。中盤でも起用されるようになってから、彼は弱点を補うやり方を与えられた。攻撃面ではなにも課題はない。

ルートン・タウン:ジェームズ・ジャスティン

現在:レスター・シティ

市場価値:1300万ポンド(およそ24.51億円)

25歳の彼はルートン・タウンでキャリアをスタートさせ、2018-19シーズンにクラブの3部昇格に貢献した。かつてはスター候補だったが、この数年は怪我に悩まされている。ただ現在所属しているレスターでは継続的にプレーしており、復活の兆し。

マンチェスター・シティ:フィル・フォーデン

現在:マンチェスター・シティ

市場価値:9400万ポンド(およそ177.19億円)

マンチェスター・シティのアカデミーが産んだ最高傑作。ジョゼップ・グアルディオラ監督の下でレギュラーを勝ち取り、イングランド・プレミアリーグでゴールとアシスト両面で結果を残し続けている。

マンチェスター・ユナイテッド:マーカス・ラッシュフォード

現在:マンチェスター・ユナイテッド

市場価値:6000万ポンド(およそ113.1億円)

ラッシュフォードがこのシーズンの前半戦で厳しい状況に陥ったことは否定できないが、このところは少しパフォーマンスを取り戻している。アカデミー出身の彼もまだ26歳と若く、キャリアを再建できる可能性は十分にある。

ニューカッスル:ショーン・ロングスタッフ

現在:ニューカッスル

市場価値:2100万ポンド(およそ39.59億円)

最近のニューカッスルでは最も派手な名前ではないかもしれないが、ロングスタッフは依然としてクラブの重要な選手だ。エディ・ハウ監督は「イングランド代表に入れる十分な才能がある」と話している。

ノッティンガム・フォレスト:ブレナン・ジョンソン

現在:トッテナム・ホットスパー

市場価値:4100万ポンド(およそ77.29億円)

ノッティンガム・フォレストのファンは、昨年夏にブレナン・ジョンソンが去ったのを見て悲しんだかもしれない。しかし22歳の彼はトッテナム・ホットスパーに移ってアンジェ・ポステコグルー監督のシステムに完全なるフィットを示しており、その価値を一気に高めている。

シェフィールド・ユナイテッド:アーロン・ラムズデール

現在:アーセナル

市場価値:2400万ポンド(およそ45.24億円)

ラムズデールはシェフィールド・ユナイテッドで過ごしたが、2017年にボーンマスへと引き抜かれるまでは2試合しかプレーしていなかった。その後プレミアリーグで活躍したことでアーセナルへとステップアップしている。

トッテナム・ホットスパー:ハリー・ケイン

現在:バイエルン

市場価値:9400万ポンド(およそ177.19億円)

彼はただゴールを決め続ける。

ウェストハム・ユナイテッド:デクラン・ライス

現在:アーセナル

市場価値:9400万ポンド(およそ177.19億円)

そしてもう一度出てきたデクラン・ライス。数多くの名選手を生み出してきたウェストハム・ユナイテッドの下部組織でも、チェルシーを放出されてやってきた彼が最高だった。トップチームでもすぐに力を発揮し、素晴らしい存在に。

ウォルヴァーハンプトン:モーガン・ギブス=ホワイト

現在:ノッティンガム・フォレスト

市場価値:3400万ポンド(およそ64.09億円)

橋岡大樹で6人目!「プレミアリーグに挑戦した“東アジア出身のディフェンダー”」

ウォルヴァーハンプトンのファンは、ギブス=ホワイトのベストを見られなかった。彼は若くしてプレーのチャンスを得たが、成長を見せたのはレンタル先のクラブだった。2022年からはノッティンガム・フォレストでプレーし、レベルの高いパフォーマンスを見せている。

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