「『S』は妻の名前の頭文字」カタールFWが披露した前代未聞“マジックゴールパフォ”の意味は?「彼女にとって初めての試合だった」【アジア杯】

カタール代表は現地2月10日、アジアカップの決勝でヨルダン代表に3-1で勝利し、大会2連覇を達成。この試合でハットトリックを達成したアクラム・アフィフが、心境を語った。

決勝ではPKのみで3ゴールを挙げ、チームのアジア制覇に大きく貢献したアフィフ。最終的に得点数を「8」に伸ばして得点王に輝き、さらに最優秀選手賞も受賞。まさに今大会の“顔”となった。

カタールメディア『Gulf Times』は、そんな27歳のストライカーの試合後のコメントを紹介。アフィフは活躍できた理由とチームへの感謝を述べた。

「チームと人々が私を支えてくれた。チームメイトが私に寄せてくれた信頼のおかげでゴールを決めることができたんだ。技術などの問題ではなく、チームや人々が自分の後ろにいると感じられたことが重要だった」

【動画】PK成功→ゴールパフォは手品!
アフィフはヨルダン戦の22分、PKを冷静に決めて先制点を挙げた直後に、前代未聞のゴールパフォーマンス。ソックスから取り出した自分の写真がプリントされたカードをカメラに向かって左右に振ると、絵柄が「S」の文字に変わるマジックを披露した。

このセレブレーションの意味も説明。スタジアムで初めて試合を観戦していた妻への感謝だと明かした。

「『S』は妻の名前の頭文字で、彼女はクウェート出身なんだ。今日の試合は、彼女にとってスタジアムでの初めての試合だった」

愛する妻の前で圧巻のパフォーマンスを見せた。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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