中部の自動車サプライヤー インド市場に熱視線 進出や追加投資を検討 スズキの「400万台体制」に備え

フタバ産業は現地での受注増を見込む(写真はグジャラート工場)

 中部の自動車部品メーカーや設備メーカーの間で、インドへの進出や追加投資を検討する動きが広がっている。照準を定めているのが現地でシェア(市場占有率)4割超のスズキ向けの受注だ。スズキは2030年度に現地で生産能力を現状に比べ約2倍の年400万台体制にする意欲的な方針を掲げ、新工場を建設する計画を公表。部品メーカーなど各社は今後の受注増に備え、営業拠点や生産体制を整える考えだ。

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