「なんて無責任な行動だ!」猛批判を浴びるクリンスマン監督が“中2日で米国へ出発”に韓国メディアの怒り爆発!「自分だけ休暇に入るのか」

韓国代表のユルゲン・クリンスマン監督への風当たりがさらに強まっている。

現地2月11日夜、韓国の主要メディアが一斉に報じたのは、ドイツ人指揮官が自宅のある米西海岸に向けて出発したという事実だ。大韓サッカー協会が発表したもので、アジアカップを終えて8日にソウルに帰還していたが、わずか中2日で韓国を離れたことになる。

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クリンスマン監督はカタールから戻った際、仁川国際空港で「来週には出発します。少し休んでからヨーロッパで活躍する選手の状態をチェックしたい」と語っていた。だが、旧正月の連休明けには代表チームのアジアカップでの戦いぶりを検証し、今後について話し合う戦略強化会議が開かれる。さすがにその場に出席してから渡米すると考えられていただけに、韓国メディアは一様に唖然とし、怒りを隠せない様子だ。

スポーツ専門メディア『STN Sports』は「アジアカップを台無しにした張本人は世間の空気をまるで感じていないようだ。いや、気にしていないのだろう。確かに『来週』とは言ったが、ここまで早く韓国を発つとは想像もしていなかった。あれだけ批判されてきた在宅勤務を事もなげに再開するのだから」と断じた。

さらに、「戦略強化会議にはリモートで出席する可能性が高い。なんて無責任な行為だろうか。ソン・フンミンやキム・ミンジェがSNS上で結果について謝罪し、深い傷を負っているというのに、監督は自分だけ悠々自適な休暇に入ったのだ」と糾弾。「大会前にアジアカップの責任を取ると宣言していたが、大会が終わるとベスト4は失敗ではないと辞任を否定した。ファンたちから国会に解任を求める請願が殺到していることを知っているのだろうか」と呆れた。

そして「大事な会議よりもバカンスを優先する人物に、ワールドカップでの躍進を期す代表チームの指揮を任せていいのか。まったく無責任な話である」と吐き捨てた。

アジアカップで64年ぶりの優勝を狙った韓国代表は、準決勝でヨルダンに0-2で敗れてベスト4止まり。グループステージは1勝2分けの3位通過と大苦戦が強いられ、決勝トーナメントに入ってからはサウジアラビアとオーストラリアを劇的な展開で退けて国民を熱狂させたが、一貫してクリンスマン監督の采配に対しては手厳しい意見が大勢を占めていた。

もはや完全に逆風に晒されているクリンスマン号。はたしてこのまま、3月から再開されるワールドカップ予選を戦い抜けるのだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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