皆さんはバレンタインにどんな思い出がありますか? 大好きな彼に、尊敬する上司に、仲のいい友人に……など、バレンタインはチョコに気持ちを込めて伝えることができる素敵な行事ですよね♡
けれど、そんな気持ちを踏みにじる言動をする人も中にはいるようです。今回はバレンタインに関する夫婦のエピソードを友人に聞かせてもらいました。
趣味の製菓を生かして、手作りバレンタイン♡
友人のA子は夫と息子と暮らす主婦です。
数年前、友人に誘われて製菓のスクールに通い始めたことをきっかけにお菓子作りを始め、今ではプロ顔負けの腕前になっています。
その特技を生かし、最近のバレンタインはいつも手作りしています。
ある年のバレンタインには、ナッツが好きな夫のために、クッキー生地にキャラメルでコーティングしたアーモンドを乗せて作るフロランタンに初挑戦しました。
しかし、夫の反応は?
家族とはいえ、せっかくのバレンタイン。ラッピングにもこだわって、夫と息子に1つずつ用意しました。
しかし、当日それを受け取った夫は「ありがとう」の言葉もなく、
「どうせ家で食べるのにラッピングなんていらないよ。お皿に乗せといてくれればいいのに」
と心ない一言。
さらに、頑張って夫のために作ったフロランタンも、食べたとたんに
「うわ、これ食べてると歯が抜けそう!」
とデリカシーのないことを言ってきます。
「喜んでくれると思ったのに……」A子は、夫の言動にガッカリ!
思わぬところにスパダリ候補が!
スパダリには程遠い夫。しかし、そんな夫の隣で、幼稚園児の息子からは正反対の反応が。
「わぁ~! すごく可愛いラッピングだね! ママありがとう!!」
「これ美味しいよ。ママの新作だよね? 作ってくれてありがとう♡ 嬉しいなぁ」
と、しっかりお礼と感想を伝えてくれたのです。
夫より息子のほうがよっぽどスパダリの素質あるわ……とA子は内心思いました。
親しき仲にも礼儀あり。子どもに教えられ……
息子の反応を見て、夫はさすがに気まずそうに黙ってしまいました。
そんな夫に、息子がとどめの一言。
「パパ、嬉しいときはちゃんと『ありがとう』『嬉しいよ』って言ったほうがいいよ?」
幼稚園児にここまで言われ、夫はようやくA子に謝罪して、「ありがとう。美味しいよ」と伝えてくれたそうです。
まとめ
ちょっと情けない話ですが、結果的に夫も素直になってくれてよかったですね!
今後もスパダリ息子を見習って、しっかり気持ちを伝えてほしいものです。
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
ltnライター:藍沢ゆきの