巨人・秋広、今春キャンプ初の紅白戦で2安打1打点 松井秀喜氏「これからどう取り組んでいくかは彼次第」

11日・ひなたサンマリンスタジアム宮崎
巨人紅白戦
紅組 2 - 1 白組(8回終了特別ルール)

巨人の宮崎キャンプ第3クール2日目。秋広優人内野手が今キャンプ初の紅白戦で2安打1打点をマークした。

前日、チームに合流した松井秀喜臨時コーチから長時間にわたる打撃指導を受けた秋広。この日、白組の3番・レフトで先発出場すると、初回、松井颯から右安。3回の第2打席は直江大輔を相手に1死満塁で遊ゴロ併殺打も、5回、2死1・2塁で、育成・ルシアーノの148キロ直球に詰まり、バットが折れながらも中前適時打とし、先制点をもたらした。7回の第4打席は大江竜聖の前に見三振だった。

4打数2安打1打点と結果を残した秋広だったが、紅白戦後、阿部慎之助監督は、「決していい当たりではなかった」と評し、前日までに指導してきた課題についても「できていないです」と断じた。それでも「ヒットはヒットで本人の気持ちは楽になると思うので。今やっていることを一日寝たら忘れないで、継続してやってくれたら嬉しい」と期待を込めた。

また、前日に徹底指導を施した松井秀喜臨時コーチは、「彼なりに取り組んでいるんだと思う」と結果が出たことに触れつつ、「そんなにすぐに形というのは身に付いたりしない。彼なりにこれからどう取り組んでいくかは彼次第」と話した。

今季初実戦でまずは結果を残した秋広。レベルアップを図る日々が続く。

(取材・ニッポン放送アナウンサー洗川雄司)

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