「やっぱり君は天才だ!」妖精ザギトワが急きょ変更された曲で演じ切った“即興パフォ”にファン喝采! 本人は「衣装がないからスウェットで…」と舞台裏を暴露

2018年平昌五輪・女子フィギュアスケートで金メダルに輝いたアリーナ・ザギトワが即興パフォーマンスを披露した。現地2月11日、ロシア・プロアイスホッケーリーグが開催されるSKAアリーナ(サンクトペテルブルク)に降り立った21歳は、試合前の前座ショーに登場。艶やかな演技で大観衆を魅了した。

とはいえ、本人はあまり納得していない様子だ。演技終了後にSNSを更新し、自撮り映像を公開。そのなかで「今回の私のパフォーマンスについて面白い話があるのよ。ぜひ気に入ってもらえると思うわ」と切り出し、やや不満げに舞台裏を明かした。

ザギトワによると、彼女は事前に聞かされていた音楽に合わせたパフォーマンスを練習して現地入りした。ところが会場入りすると主催者側に異なる曲で演じるように指示され、しかもアーティストの生歌唱に合わせたものになると告げられたのだ。ザギトワは「もうビックリ。土壇場で音楽が変更されるって、スケーターにとってどういうことか想像できる? 私は新たな曲とはまったく不釣り合いな叙情的な雰囲気の衣装を用意していた。それを着れなくなったから、困ってしまって。適当な服がないんで、今日は練習用のスウェットパンツで滑ったのよ」と説明した。

だが、それでもやり切るのがプロだ。「慌ててトレーニングに向かって、数十分でプログラムを作り直したわ。時間も3分から4分に伸びていたけど、なんとかできたつもり」と自賛した。
SNS上ではそんなザギトワの投稿に対して、さまざまな意見が飛び交った。「やっぱり君は天才だ!」「あれが即興だったなんて…言われなければ分からない」「さすがオリンピック女王だ」「テレビで観ていたけど、衣装がかなりラフだったので納得した」「スウェット出演はアリーナの怒りの表われだった?」「結果的には素晴らしいパフォーマンスだったよ」と賛辞が大多数を占めている。

ちなみにザギトワは試合のライブ中継にもゲスト出演。近日中に自身の公式YouTubeチャンネルを立ち上げることを発表し、チャンネル名が「ポスター」になると明かした。

構成●THE DIGEST編集部

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