【2024年最新版】燃費のいい車ランキング TOP5ー軽自動車編ー

王者スズキに食い込んだのは!?

軽自動車を購入する方は価格の安さとともに、所有する上でのランニングコストの安さも求めています。

そして、税金、保険、メンテナンス費用など、軽自動車は登録乗用車よりも経費が少ないのが魅力です。

経費の中で大きな部分を占めるのがガソリン代。したがって、燃費が良くて、月々のガソリン代が少なくて済む車種が欲しいと思うのは当然でしょう。

そこで今回は軽自動車の中で、燃費の良い車種をピックアップ。燃費のいい軽自動車ランキングTOP5としてご紹介します。

※編集部注:外部配信先では図表などの画像を全部閲覧できない場合があります。その際はLIMO内でご確認ください。

燃費のいい車ランキング TOP5

軽自動車のWLTCモード燃費を比較したところ、スズキ車とそのOEM車が上位を占めました。

スズキ製の軽自動車が低燃費なのは、マイルドハイブリッドによるところもありますが、車体の軽量化などそれ以外の取り組みの結果なのです。

マイルドハイブリッドのスズキ勢に続くのは、ダイハツ「ミライース」とそのOEM車です。

かつて「アルト」と低燃費競争を争っただけに、ハイブリッド無しでも高燃費をたたき出してトップ5に入りました。

同率5位は、またもスズキの「ハスラー」とOEM車のマツダ「フレアクロスオーバー」。6位以下は、日産のデイズ、三菱eKワゴン、ホンダのN-WGNが続きます。

※WLTCモード:市街地、郊外、高速道路の各走行モードを平均的な使用時間 配分で構成した国際的な走行モード。

燃費のいい車ランキング TOP5

1位:スズキ「アルト」HYBRID WLTCモード燃費 27.7KM/L

スズキ「アルト」HYBRID

スズキ「アルト」のパワートレインはエネチャージを採用したグレードのほか、ISG(モーター機能付発電機)で構成されたマイルドハイブリッド車を設定しています。

ハイブリッドの2WD車はWLTCモードによる燃料消費率で軽自動車No.1となる27.7km/Lを実現。また、トランスミッションは軽量化と高効率化を実現した新型CVTを採用しています。

そして軽量で強固なプラットフォームのハーテクトにより、非ハイブリッドのエネチャージを採用したグレードでも25.2km/Lという燃費に貢献しています。

  • 車両価格(消費税込み):106万4800円~150万400円
  • 全長/全幅/全高(mm):3395/1475/1525
  • ホイールベース(mm):2460
  • 車両重量(㎏):680~760

2位:スズキ「ラパン」WLTCモード燃費 26.2KM/L

スズキ「ラパン」

スズキ「ラパン」にはハイブリッドモデルはありません。しかし、エネチャージとエコクールによりアルトのハイブリッド車に迫る26.2km/Lという低燃費を実現しています。

ラパンは、アルトをベースにうさぎをイメージしたエンブレムや丸いライトなど、女性をターゲットにかわいさを全面に出した車種です。

エンジンをかけるとうさぎのキャラクターが、アニメーションと音声で各種車両情報をわかりやすくお知らせ。また、誕生日や季節のイベントの日には、その日にちなんだメロディが再生されるなど若い女性を意識した車種となっています。

また、レトロな内外装デザインのラパンLCというオシャレモデルもあります。

  • 車両価格(消費税込み):132万8800円~172万3700円
  • 全長/全幅/全高(mm):3395/1475/1525
  • ホイールベース(mm):2460
  • 車両重量(㎏):680~730

3位:スズキ「ワゴンR」HYBRID WLTCモード燃費 25.2KM/L

スズキ「ワゴンR」

25.2km/Lという軽トールワゴンNo.1の低燃費を誇るのがスズキ「ワゴンR」。

室内空間と使い勝手の良さ、そして機能性とデザイン性を両立させた軽トールワゴンは、アルトと比べると重量が重いのですが、マイルドハイブリッドの採用により25.2km/Lという低燃費を実現しています。

また、幅広い世代のライフスタイルと価値観に対応するため、標準モデルのほかに「カスタムZ」と「スティングレー」という個性的な3つの外観デザインを採用。また、「スティングレー」にはターボが採用されています。

  • 車両価格(消費税込み):146万3000円~188万8700円
  • 全長/全幅/全高(mm):3395/1475/1695
  • ホイールベース(mm):2460
  • 車両重量(㎏):750~850

4位:スズキ「ワゴンRスマイル」HYBRID WLTCモード燃費 25.1km/LKM/L

スズキ「ワゴンRスマイル」

スズキ「ワゴンRスマイル」は、軽自動車のうち約半分をスライドドア車が占めるといった状況により、ワゴンRをベースに両側スライドドアを装備した個性的なデザインのモデルです。

ワゴンRを名乗りますが外観は大きく異なっており、丸みのあるスクエアフォルムのボディと丸目のヘッドライトが特徴となっています。

パワーユニットは、ワゴンRと同じくマイルドハイブリッドシステムを搭載したモデルも設定されています。

  • 車両価格(消費税込み):135万1900円~177万1000円
  • 全長/全幅/全高(mm):3395/1475/1650
  • ホイールベース(mm):2460
  • 車両重量(㎏):840~920

5位:ダイハツ「ミライース」WLTCモード燃費 25.0KM/L

ダイハツ「ミライース」

スズキ車が上位を独占する中、唯一ランキングに食い込んだのがダイハツの「ミライース」。

マイルドハイブリッドを採用するスズキのアルトに対して出遅れた感がありますが、エンジンはメカニカルロスを低減し、CVTはケースの薄肉化を図ったことで軽量化するなど、ダイハツの新技術「イーステクノロジー」によって進化しています。

燃費はアルトの非ハイブリッド車に僅差の25.0km/Lとなっています。

また、法人向けの「B」グレードは86万200円、一般向け最安値の「L」グレードも89万3200円と、100万円を大きく下回る価格設定が、ライバルに差をつけられた燃費の不利を補っています。

  • 車両価格(消費税込み):86万200円~137万2800円
  • 全長/全幅/全高(mm):3395/1475/1500~1510
  • ホイールベース(mm):2460
  • 車両重量(㎏):650~740

5位:スズキ「ハスラー」WLTCモード燃費 25.0km/LKM/L

スズキ「ハスラー」

スズキ「ハスラー」は軽トールワゴンとSUVの要素を融合させた新ジャンルの軽クロスオーバーSUVです。

アルトやワゴンRにも採用されているプラットフォーム「HEARTECT(ハーテクト)」の採用によってリアシートの居住性もトールワゴン同様に広々しています。

エンジンには全車マイルドハイブリッドが搭載され、減速時のエネルギーを利用してISG(モーター機能付発電機)で発電。充電された電力は加速時にモーターアシストすることで低燃費を実現しています。

また、ターボ車にもマイルドハイブリッドが採用され、64馬力、98N・mという軽自動車の自主規制いっぱいのハイパワーながらも、22.6km/Lという低燃費を実現しています。

  • 車両価格(消費税込み):136万5100円~181万7200円
  • 全長/全幅/全高(mm):3395/1475/1680
  • ホイールベース(mm):2460
  • 車両重量(㎏):810~870

ハイブリッドを採用したスズキが上位を占める結果に

燃費の良い軽自動車トップ5は、スズキが独占。唯一ダイハツのミライースがハスラーと同燃費で5位に滑り込みました。

スズキが軽自動車に採用したハイブリッドが、燃費の良い軽自動車の上位を占める理由となりますが、ハイブリッド無しでも優れた燃費を実現しています。

今後、軽自動車も電動化の時代に入るでしょう。その先鞭をつけたスズキに対してダイハツやホンダがどう巻き返すのか、2024年は目が離せない年になりそうです。

参考資料

  • スズキ公式アルトWEBカタログ
  • スズキ公式ラパンWEBカタログ
  • スズキ公式ワゴンR WEBカタログ
  • スズキ公式ワゴンRスマイルWEBカタログ
  • ダイハツ公式ミライース諸元表
  • ダイハツ公式ミライース価格表
  • スズキ公式ハスラー WEBカタログ

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