ひな祭り彩る「桃宴」 茨城・笠間16店、道の駅初参加

陶びな巡りが楽しめる笠間のイベント「桃宴」=笠間市笠間

陶芸のまち、笠間ならではのひな祭りシーズンに合わせた「桃宴(とうえん)」(実行委主催、笠間観光協会など後援)が、茨城県笠間市内の陶の小径(こみち)・ギャラリー通りと笠間稲荷神社周辺の二つのゾーンを中心に開かれている。「道の駅かさま」(同市手越)を含め、陶房・窯元や飲食店など16店が参加している。3月3日まで。

まちを散策しながら楽しんでほしいと、有志らが2001年に始め、今年で24年目。今年は陶芸工房・窯元8店、飲食店3店、歴史・文化の発信拠点「かさま歴史交流館井筒屋」(同市笠間)などが参加している。

道の駅は初参加で、フードコートの一角に、段飾りで陶びなをずらりと並べ、今月18日には昭和ポップスなどを奏でる「お雛(ひな)様ライブ」(午後2時~)も予定。製陶ふくだ(同市下市毛)は「陶雛(とうびな)制作ワークショップ」を毎日開催。井筒屋では、つるしびなを展示し、25日午後2時からボサノバのライブもある。

第1回から実行委員長を務めるやまさき陶苑(同市笠間)代表の山崎雅宏さん(71)は「道の駅でいろいろな作風を見てから、陶房や窯元を巡ってもらうのもいいかもしれない」と話している。問い合わせは同観光協会(電)0296(72)9222。

© 株式会社茨城新聞社