子どもたちが体験を通して学ぶ「消防フェスティバル」が鹿沼市で開催 全国入賞の消防技術に大歓声!

 子どもや地域の人たちに消防団に関心を持ってもらい、担い手の確保につなげようと、11日に鹿沼市で「消防フェスティバル」が開かれ、多くの親子連れなどでにぎわいました。

 この「消防フェスティバル」は、消防団員のなり手不足の解消と防火防災などの普及啓発などを目的に、鹿沼市消防本部と消防団が開いたものです。

 11日は、技術を競う全国大会で鹿沼市の消防隊員が去年(2023年)17年ぶりに入賞した「ロープ」を使い、人を救出する競技の様子が披露されました。隊員が水平に張られた20メートルのロープを渡りきり、要救助者をロープに吊り下げて救出すると、観客からは歓声が飛び交っていました。

 今年(2024年)の来場者は約3800人と、初めて開催された去年より800人多い盛況ぶりとなりました。

 子どもたちは消火体験を行ったほか、消防士が訓練で実際に使っている30キロほどの人形を用いて、救助者の移動のさせ方を学ぶなど、消防団や消防士の仕事について理解を深めていました。

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