宮崎県内11市町村で半数割れ 2050年「働き手」人口

 厚生労働省の国立社会保障・人口問題研究所(社人研)が公表した地域別推計人口で、2050年時点の15~64歳の生産年齢人口を20年と比べたところ、宮崎県では椎葉村や五ケ瀬町、串間市など11市町村で半数未満に落ち込むことが分かった。共同通信が公表データを分析した。経済活動の中心を担い、将来の社会保障を支える世代で、地域の産業や福祉分野で人材不足に陥るほか、交通・物流の維持が困難になる恐れがある。残り15市町村も全て減少しており、市町村関係者は危機感を強めている。

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