パキスタン総選挙、カーン氏支持の無所属が最多議席 最終集計

Charlotte Greenfield Ariba Shahid

[イスラマバード 11日 ロイター] - パキスタンで8日に実施された総選挙(下院、定数336)は、カーン元首相が支持する無所属候補者が264議席中93議席を獲得して首位となった。選挙委員会が最終結果を公表した。

カーン氏は国家機密漏えいなどの罪で収監されており、同氏が率いる最大野党パキスタン正義運動(PTI)の候補者はPTI候補としての出馬が認められず無所属として出馬した。

シャリフ元首相の与党「パキスタン・イスラム教徒連盟シャリフ派」(PML─N)は75議席で2位だった。過半数に届かなかったものの、単独政党として最多の議席を獲得した。

今後は連立協議の行方や無所属候補者が小規模政党に参加できるかどうかが焦点となる。

総選挙を巡ってはカーン氏とシャリフ氏がそれぞれ勝利を宣言し、混迷が深まっていた。

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