マーリンズがツインズからニック・ゴードン獲得 1対1のトレード

日本時間2月12日、マーリンズはツインズとのトレードでユーティリティ・プレーヤーのニック・ゴードンを獲得したことを発表した。対価として救援左腕スティーブン・オカートがツインズへ移籍。1対1のトレードとなる。昨年1月、マーリンズは先発ローテーションの一角を担っていた右腕パブロ・ロペスを放出し、ツインズから首位打者ルイス・アライズを獲得。MLB公式サイトは「昨オフに続いて今オフもマーリンズはツインズとのトレードで野手を獲得した」と報じている。

現在28歳のゴードンは、かつてマーリンズで活躍したディー・ストレンジ=ゴードンと異母兄弟の関係にあり、2014年ドラフト全体5位指名でツインズに入団した元トップ・プロスペクトである。2021年5月にメジャーデビューを果たすと、翌2022年は自己最多の138試合に出場して打率.272、9本塁打、50打点、6盗塁、OPS.743を記録。ところが、飛躍が期待された昨季は5月中旬に右脛骨を骨折して離脱し、34試合の出場で打率.176、2本塁打、7打点、0盗塁、OPS.504に終わった。

ゴードンはもともと遊撃手だが、メジャー昇格後は遊撃のほかに中堅、左翼、二塁、三塁、右翼もこなすユーティリティ・プレーヤーとして起用されている。マーリンズは現在、遊撃の確固たるレギュラーが不在であり、ユーティリティ・プレーヤーのジョン・バーティが1番手という状況。ゴードンを獲得したということは、バーティを遊撃のレギュラー格として起用し、バーティが担っていたユーティリティの役割をゴードンに任せる構想があるのかもしれない。

ツインズへ移籍するオカートは32歳の救援左腕。2016年にジャイアンツでメジャーデビューし、3年間で合計70試合に登板。2019~20年はメジャーでの登板機会がなかったが、2021年2月にマーリンズとマイナー契約を結ぶと、2021年は34試合で防御率2.75、翌2022年は60試合で防御率2.98と安定したピッチングを見せた。昨季は自己最多の64試合に登板したが、3勝2敗、12ホールド、防御率4.45とやや安定感を欠いた。

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