1万4千羽の殺処分完了 鹿児島、鳥インフル

 鹿児島県は12日、高病原性が疑われる鳥インフルエンザウイルスの陽性が確認された同県南さつま市の養鶏場と、同じ管理者が行き来していた付近の養鶏場で、計約1万4千羽の殺処分を完了したと発表した。処分した鶏の埋却や、鶏舎の消毒などの防疫措置も数日で終える見通し。国が今後、高病原性かどうかの確定作業を進める。

 県は感染拡大防止のため、半径3~10キロ圏内にある15農場で飼育されている鶏とウズラ計約36万3千羽の搬出を制限している。

 10日に養鶏場の関係者から通報があった。遺伝子検査で陽性が判明し、県は11日から殺処分を進めていた。国内の養鶏場での発生は今季9例目。

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