春節で日本に行く観光客に「白タク」使わないよう注意喚起―台湾メディア

10日、台湾メディアTVBSは春節の連休で多くの観光客が訪れている日本で「白タク」を利用しないよう呼び掛ける記事を掲載した。写真は羽田空港。

2024年2月10日、台湾メディアTVBSは春節(旧正月)の連休で多くの観光客が訪れている日本で「白タク」を利用しないよう呼び掛ける記事を掲載した。

記事は、春節連休が始まって多くの人が海外旅行をする中、移動時間が短い日本旅行に人気が集中していると紹介する一方、「旅行の際には注意も必要だ。日本の国土交通省や警視庁が近ごろ羽田空港で、合法的な営業許可を得ていない『白タク』にだまされないよう注意を呼び掛けるビラを配布した」と伝えた。

そして、日本メディアの報道として、春節連休中に中国本土や台湾から多くの観光客が訪れることを想定し、国土交通省と警視庁が8日から羽田空港の国際線入国ゲート付近で中国と英語で「メーターのないタクシーは違法で危険」と書かれたビラを配り、「白タク」被害から身を守るよう指導していると紹介した。

その上で、日本のタクシーについて、台湾のように車体の塗装が黄色に統一されていない一方で正規のタクシーは営業用の「緑ナンバー」がついていると紹介。違法営業の「白タク」は新型コロナの流行で一旦減ったものの、コロナ感染が落ち着き外国人観光客が戻るにつれて再び増え始めているとした。また、一部ではスマートフォンのアプリを用いて中国人やベトナム人が運転するワゴン車を呼べるサービスが提供されているものの、これらも全て違法な「白タク」だと指摘した。(翻訳・編集/川尻)

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