ドジャース・山本由伸が2度目のブルペン入り 大谷翔平も見守る

日本時間2月12日、ドジャースはキャンプ3日目を迎え、山本由伸が2度目のブルペン投球を行った。大谷翔平やデーブ・ロバーツ監督、ブランドン・ゴームスGMなど、多くの関係者が見守るなかで34球。ロバーツ監督は「すべてのボールに意図がある。それは彼のコマンド能力の高さを物語っている。ブルペン入りのあと、彼と話したが、いい感触を抱いているようだった。それが一番良かったよ」と期待の大型ルーキーについて語った。

25歳の山本は投手史上最高額となる12年3億2500万ドルの超大型契約で加入したということもあり、キャンプでの一挙手一投足に注目が集まっている。MLB公式サイトでドジャースを担当するフアン・トリビオ記者は「山本への期待は過去の25歳のどのルーキーよりも高い。しかし、そのなかで新しい環境に慣れていかなければならない。相手打者について学ぶ必要があり、ほかのチームが適応してきたら、それに対応していかなければならない」と山本の課題について言及した。

今回のキャンプにおいて、山本にとって大きな課題となるのがメジャーの公式球に慣れること、そして5人ローテーションでの登板間隔に慣れることだ。その点について山本は「短い間隔で投げた経験はないけれど、準備としてできることはすべてやってきた。メカニクスを調整したり、ほかにもいろいろなことをやった。必要に応じて今後も調整を続けていく」と話している。

トリビオ記者は「山本とドジャースにとって、メジャーに適応するという同じ経験をした大谷がクラブハウスにいることはアドバンテージになるだろう」と指摘。山本も「大谷さんがクラブハウスにいて、同じチームにいてくれるのは心強い。背中を押してくれているように感じるし、たくさんのサポートをもらっている」と信頼を口にする。

なお、6人ローテーションを採用する可能性もあるとみられるドジャースだが、現時点では5人ローテーションで開幕を迎える見込み。ウォーカー・ビューラーは開幕に間に合わない可能性が高く、山本、タイラー・グラスノー、ボビー・ミラー、ジェームス・パクストンが1~4番手に入り、5番手の座はエメット・シーアン、ギャビン・ストーン、ライアン・ヤーブローによる競争になることが予想されている。

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