【引越し】転勤族×グリーン好きが知っておきたい「観葉植物の引越しルール」

植物大好き、サンキュ!STYLEライターのhikari(ひかり)です。

インテリアに観葉植物を取り入れると、毎日癒しをもらえます。
成長を見守るのが楽しくて、気づけばかなりの鉢数になっているんですよね。
観葉植物を置くだけでお部屋の雰囲気も垢抜けますし、いいことづくめです!

私もたくさんの観葉植物に囲まれて暮らしていた時期があります。
ただ、そこで忘れていたのが「我が家が転勤族であること」。
大量の植物の運び出しには、本当に苦労したんです。
普通の荷物として運搬されないことを知らず、泣く泣く処分した植物たちもありました…。

そこで今回は、観葉植物の引越しルールについてご紹介します。
グリーンを愛する転勤族の方には、ぜひ知っておいていただきたい内容です!

植物の運搬を断られるケースが多い

まず知っておいて欲しいのが、「ほとんどの引越し業者では植物の運搬を断られること」です。
植物は私たちが思っているよりずっとデリケート。
ほんの少しの環境変化で弱ってしまいます。
引越しの運搬による衝撃などがストレスになり、枯れてしまうこともよくある話。
元気なまま新居まで運べる100%の保証はできないことは理解しておきたいところですね。

実際に、「標準引越運送約款」という引越し業者が引越し作業を受けるときの決まりごとの中にも「業者側は植物の運搬を拒否できる」内容が記載されています。
または、オプション扱いとして引越し業者が提携する造園会社に運んでもらう方法を提案される場合もありますが、追加で料金がかかることがほとんどです。

運んでもらえる場合は自己責任

もし業者の方に運んでもらえることになっても、植物の運搬については「全て自己責任」であることは必ず肝に銘じておきましょう。
梱包はもちろん自分でおこないます。
本来運んでもらえないものをご厚意で運んでもらうので、トラックを汚すことがないようにきっちり包んでくださいね。

背の高い観葉植物は、トラックに載らないことも考えられます。
荷台の高さを確認したり、事前に剪定しておくことも必要になるかもしれません。

自分で運ぶor手放すことも検討

引越し業者のトラックに載せられない場合は、自分で運ぶこともひとつの手です。
小さな観葉植物は箱に入れて運べるので、自家用車での運搬が安心ですね。

自分で運べないくらいのサイズの観葉植物は、手放すことを視野に入れる必要があることも。
手放すときは造園会社に依頼したり、フリマサイトやフリマアプリを利用する方法があります。

ごみに出す場合は基本的には可燃で出せます。大きすぎるものは小さくカットして出しましょう。
自治体によっては可燃ごみとして扱わない場合もありますので、事前にお住まいの自治体に確認してくださいね。

梱包のしかた

土がこぼれないように、鉢をしっかり覆います。
ビニール袋は通気性が悪くなりがちなので、ところどころ穴をあけておくと安心です。
100円ショップで手に入る不織布は、通気性を確保しながら梱包できるのでおすすめ。
大きめの鉢には不織布製の布団袋が便利ですよ。

小さな観葉植物は、段ボールにひとまとめにします。
箱の中で動いてしまわないように、しっかり詰め物を入れてくださいね。
箱のふたはあけておくと安心ですが、ふたを閉めて運搬してもらうときは「天地無用」や「われもの注意」などの記載もお忘れなく。

引越し直前に水やりをすると、トラックや他の荷物を汚してしまう原因になります。
水やりは運び出しの2日ほど前にはストップしましょう。
新居に着いたらたっぷり水やりしてあげてくださいね。

植物を増やしすぎないことも大切

植物の引越しルールを知らずに、どんどんグリーンを増やしてしまった過去の私。
業者の方にも余計な苦労をかけてしまいましたし、ただでさえ手荷物が増えがちな引越しで自分で運ぶのも大変でした。
それ以来、室内に植物を増やしすぎないことを意識して暮らしています。

我が家はいつ辞令が出るか分からない転勤族。引越しに手間をかけたくありません。
植物の数を増やすのではなく、少数精鋭。一つひとつ丁寧に可愛がる暮らしにシフトしました。

◆この記事を書いたのは・・・サンキュ!STYLEライターhikari
築古物件が好きな転勤族。元マキシマリストで汚部屋の住人。繰り返す引っ越しを楽にしたくてものを手放すうちに、身軽な暮らしの快適さに目覚める。
築古賃貸で心地よく暮らすアイデアを提案しています。

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