「友達がやってるカフェ/バー」サントリーとコラボ飲料 キャッチコピーに二度見

「友達がやってるカフェ/バー」を手掛けるkakeru(東京都港区)は、サントリー(大阪市)と共同開発した缶飲料2種を2024年2月13日に発売する。商品名は、「友達がやってるバー<ジントニック>」「友達がやってるバー<サングリア>」だ。全国のファミリーマートとドン・キホーテで先行発売する。

「友達がやってるカフェ/バー」は、店員が友達として接客する飲食店だ。2月8日、メディア向け試飲会が開催された。J-CASTトレンドが取材すると、店員が実際に友達感覚で、商品の魅力をユニークにアピールした。

「あの田中が一杯目に必ず飲むやつ」ってなんだ?

試飲会では、サントリーの担当者と、kakeru代表・明円卓さんが共同で、商品を説明した。ドリンクの缶に、「あの田中が一杯目に必ず飲むやつ」「スペイン旅行でめっっっちゃ美味かった酒」といった個性的なキャッチコピーが書かれている。ここから、飲んでいる人同士のコミュニケーションが生まれてほしいとのことだ。

同じく缶には、「こういうのってだるいけど一回読み込んでみてね」と書かれたQRコードが添えられている。アクセス先のウェブサイトで、「友達がやってるカフェ/バー」の疑似体験ができるという。

記者が実際に試飲した。まず、サングリア。軽い口当たりで、アルコールがそれほど得意ではない記者でも飲みやすかった。缶に「飲むと人のことを褒め始めてしまう酒」と書いてあったが、確かに口が滑らかになりそうな気がした。

次は、「ジントニック」を飲んだ。ドライで辛口な味を想像していたが、想像以上にライムの香りがしっかりして本格的。そして、ジュースを飲んでいるような感覚で、アルコールが入っていることを感じさせないフルーティーな果実味あるジントニックだった。

Z世代がイメージしやすい味に

試飲中、「友達がやってるカフェ/バー」の店員が話しかけてきた。

「お酒結構飲むっけ?」

いきなり、親しげだ。「飲まないですね」と記者が答えると、「あんまり飲めない人には、これがおススメだよ。私も飲んだけど飲みやすかった」と、「あの田中が一杯目に必ず飲むやつ」と書かれたジントニックを店員が指さす。「そうそう、あの田中がお酒になってさあ...」とよどみなく話を続けながら、商品をアピールした。

試飲会終了後、明円卓さんに話を聞いた。元々、「友達がやってるカフェ/バー」は、実際に来店したZ世代の客がSNSで拡散したことにより人気店になった経緯があるという。一方、商品の缶には独特なコピーが書かれており、一見するとどんな味なのか想像しにくくなる恐れがある。そこで、Z世代にとって、聞いただけでイメージしやすいジントニックとサングリアにしたと、明かしてくれた。

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