不妊治療に通う私の元に「サプラーイズ♡」後輩が子どもを連れてきた!? → さらに、要らぬ忠告に腹が立ち!?

「赤ちゃんが欲しいのに……」自然妊娠の難しさに悩むご家庭もあるかと思います。今回は、不妊治療を頑張っているところに非常識な行為をされてしまった筆者の友人Fさんのエピソードをご紹介します。

不妊治療がうまくいかないFさん

Fさんは結婚してからなかなか妊娠せず、不妊外来に通って不妊治療も進めていました。治療を始めて1年半が経っても子宝に恵まれず、塞ぎ込んでいたある日、大学の時の後輩Wちゃんが家に遊びにきたいと言ったので招待しました。

後輩だけが来ると思ったのに、子ども!?

当日、Wちゃんがやってきたと思って玄関を開けたら「サプラーイズ!」と、2人の小さい子を連れてやってきたのです。え、何が起こったの? と呆然としていると、「お邪魔しまーす!」と3人とも家の中に入ってきました。

どういうことなのか聞くと、「実は私子供が2人いて〜、今日は旦那に見てもらう予定だったんですけど〜、先輩が子供ができなくて悩んでるって小耳に挟んだんですよ〜。だったら子連れで行った方がいいのかな? と思ってめんどくさいけど連れてきちゃいました〜♪ ビックリしました!?」とあっけらかんと言うのです。

確かに子供は可愛いですが、不妊治療中に幸せそうな子連れを見るのはとても辛いもの。きっとその気持ちも伝わっていたはずなのに……。Wちゃんの無神経さに驚きながらも、彼女なりの親切なのかもしれないと思い、気持ちを落ち着けてもてなしました。

突然始まる、育児マウントと野放し

お茶をしながら世間話をしていると、あろうことかWちゃんは、家の中を物色し始めます。

「あ、先輩、こんなところにこれがあったら危ないですよ〜これじゃ赤ちゃんもやってこないですよ〜♪」と、Fさんが傷つくような発言をし、「子供なんてめんどくさいだけですよ〜」と、不妊治療中の人にはご法度の言葉を次から次へと言い続けるのです。

しかも、連れてきた子どもたちを家の中で好き勝手野放しにしていて、勝手に寝室に入られ冷蔵庫も開けられる始末。
2時間もすると流石のFさんも堪忍袋の尾が切れて「帰って!」と大きな声を出して、Wちゃん親子を家から追い出したのでした。

久しぶりに大きな声を出したことでFさんもタガが外れたようになりました。近所に住む友達に愚痴を聞いてもらい、実の姉にも不満を吐き出し、夜帰宅してきた夫にも今日会ったことを話して、なんだかすごくスッキリした気持ちに。

その1ヶ月後、おめでたいことに妊娠が発覚! 嬉しい反面、先走り過ぎないように、周りへの妊娠報告は慎重にしようと思いました。

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:南さおり

© 株式会社ファッションニュース通信社