ウイグルの民族舞踊で華やかに登場、春節の大型特番でディリラバ転倒も

中国の国営テレビ・中央電視台(CCTV)による特別番組「春節聯歓晩会」で、女優のディリラバ(迪麗熱巴)がダンスの最中に転んで尻もちをついた場面が、中国のSNS・微博(ウェイボー)で拡散されて話題を集めた。

春節の大みそかの夜に放送される毎年恒例の「春節聯歓晩会」は、1983年にスタートし、日本では「中国の紅白歌合戦」とも紹介される番組。今年は9日夜に放送されたが、番組では人気女優でウイグル人のディリラバが大勢のダンサーを率いて登場し、ウイグルの民族舞踊を披露した。

新疆の民謡をアレンジし、中国では誰もが知る楽曲「掀起你的蓋頭来(君のベールを上げて)」の雄大な歌唱に乗って登場したディリラバは、民族衣装に身を包んで華やかなダンスを披露。子供の頃から民族舞踊を学び、ダンサーを目指していただけに、プロも顔負けのパフォーマンスで会場を盛り上げた。

なお、このパフォーマンスでは画面には映らなかったものの、次に登場するグループに舞台を譲って横手にはけたディリラバが、転倒して尻もちをつく場面があった。この様子を撮った動画を見ると、転んだディリラバはすぐに立ち上がり、次のパフォーマンスの準備のために走って舞台から下がっている。

ディリラバ転倒の動画は10日、ウェイボーでも大きな話題となり、「危機管理能力が100点」「まったく動揺せず、まさにプロ」「転ぶ姿まで美しい」などと称賛する数多くのコメントが寄せられた。

今回のパフォーマンスには、同じく新疆出身の俳優ユー・モンロン(于朦朧)や歌手のアイルオ(艾熱)らも登場。ディリラバらダンサーが着用した色鮮やかなドレスは、中国のオートクチュールデザイナーのローレンス・シュー(許建樹)がデザインを担当しており、こちらも注目を集めている。(Mathilda)

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