2015年アナログレコードの合計売上金額は5億超(税抜)、前年比は21.1ポイントアップ 【SoundScan Japan調べ】

SoundScan Japanによる「2015年年間オーディオ・ソフト売上動向」が公開され、アナログレコードの年間売上が5億円を超えたことが分かった。(集計期間:2014年12月29日~2015年12月27日)

アナログレコードの合計売上金額は前年比から21.1ポイント増加した。シングルの前年比は20.8ポイント下げているものの、シングル売上の約10倍強の規模を持つアルバムでは27.2ポイントも上昇し、2014年年間に続いて、合計売上金額を伸ばした。

ダウンロードやストリーミングなどデジタル領域の音楽が浸透する一方、アナログレコードの売上金額は年々右肩上がりに推移している。近年、アイドルやバンドの新譜がアナログレコードで発売されるなど、アナログレコードがグッズとしての新たな価値を見出したことも一つの要因と言えるが、ストリーミングや無料動画サービスなどを通じ、日頃、音楽から離れていたユーザーも音楽を聴く機会が増えた結果、幅広い音楽の聴き方に対する興味に繋がったとも言える。
※金額は全て税抜

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