2016年アナログレコードの合計売上金額は6億超(税抜)、売上枚数は約14.9万枚で前年比ほぼ横ばい 【SoundScan Japan調べ】

SoundScan Japanによる「2016年年間オーディオ・ビデオ売上動向」が公開され、アナログレコードの年間売上が6億円を超えたことが分かった。(集計期間:2015年12月28日~2017年1月1日)

アナログシングル、アナログアルバムの売上金額は共に前年比で100%を超えている。アナログアルバムは約5.7億円、アナログシングルは約6,326万円の金額となり、合計売上金額は約6.3億円で前年比は124.2%となった。2015年はアルバムの規模がシングルの10倍となっていたものの、2016年ではシングルの前年比が48.9ポイントも上昇し、アナログレコードの規模拡大が分かる結果となった。

売上枚数はアナログアルバムの前年比で3.2ポイント下降したが、アナログシングルの前年比では21.3ポイント上昇した。売上枚数の合計は約14.9万枚で1.2ポイント上昇し、前年比のほぼ横ばいではあるが、売上金額が伸びていることからアナログディスクの価値が高まっていることが分かる。音楽ソフト全体の売上から見るとアナログディスクは小規模ではあるものの、デジタルダウンロードをはじめ、ストリーミングや動画サービスでなど音楽の聴き方が多様化する中、アナログディスクが一つの選択肢として拡大していることは特徴的なことと言える。

※金額は全て税抜

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