「僕の夢は世界1位になること」グランドスラム初制覇を叶えたシナーが次なる目標を明かす<SMASH>

1月に開催された「全豪オープン」(オーストラリア・メルボルン/ハードコート)で悲願のグランドスラム(四大大会)初優勝を飾った男子テニス世界ランク4位のヤニック・シナー(イタリア)が、ATP(男子テニス協会)のインタビューで次なる目標を語った。

「ABNアムロ・オープン」(2月12日~18日/オランダ・ロッテルダム/インドアハードコート/ATP500)で、全豪オープン制覇後初の大会に臨むシナー。

今後はグランドスラムチャンピオンとして、新たなプレッシャーを抱えながらの戦いとなるだろうが、シナーは「僕はコート上でハッピーでいることと、プレーヤーとして向上することだけを考えている。それ以外のことはコントロールできないからね」と語り、これまでのスタンスを変えるということはないようだ。
また、次なるマイルストーンとしてシナーは世界の頂点を掲げている。「ランキングのことはあまり話したくない」としながらも、「僕の夢は世界1位になることだから、そのためにできる限りの努力をするよ」と明かした。

現在の4位はキャリアハイのランキングだが、前年度優勝のダニール・メドベージェフ(ロシア/同3位)が欠場するロッテルダムの結果次第では、メドベージェフを追い抜き3位に立つ可能性もある。

ロッテルダムに第1シードとして出場するシナーは、初戦でボティック・ファンデザンツフープ(オランダ/同63位)と対戦する。次なる目標に向けて、シナーの新たな挑戦が始まる。

構成●スマッシュ編集部

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