メッシをブランドアンバサダー起用の企業がなりすましアカウント被害―中国

インドネシア発の宅配大手で中国にも進出しているJ&Tエクスプレスの公式抖音アカウント「兔兔快逓員」は、物議を醸したコメント投稿について、なりすましアカウントによるものと発表した。

中国メディアによると、インドネシア発の宅配大手で中国にも進出しているJ&Tエクスプレス(極兔速逓)の公式抖音(ドウイン)アカウント「兔兔快逓員」は、物議を醸したコメント投稿について、なりすましアカウントによるものと発表した。すでに警察に通報したという。

J&Tエクスプレスがメッシをグローバルブランドアンバサダーに起用していることに関連し、抖音上で、(極兔が)アンバサダーを交代しないなら(他社に)乗り換えるなどとする投稿に対し、「極兔速逓」を名乗るアカウントが「極兔は資源が足りている」などとコメントしていた。

これについて、兔兔快逓員は「情報発信者は当社の公式アカウントではなく、当社の立場を代表するものではありません」と説明し、「当社は今後もお客さまにより良いサービスの提供に努めてまいります」と記した。

メッシが所属する米インテル・マイアミは4日、香港で香港選抜と親善試合を行ったが、出場する可能性が高いと伝えられていたメッシは最後まで試合に出なかった。これに怒ったファンからは返金を求める大合唱が起き、香港の行政長官も「失望」を表明。中国本土でもメッシに対する不満や怒りが広がった。メッシが7日に東京の国立競技場で行われたヴィッセル神戸との親善試合に途中出場すると、中国で騒動はさらに拡大し、メッシを広告塔に起用しているブランドに対し、メッシとの契約解除を求める声も上がっている。(翻訳・編集/柳川)

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