浜辺美波[イベントレポート]バレンタインの想い出を語る「数日眠れなくなるけれど……」映画『サイレントラブ』大ヒット御礼舞台挨拶にて

<映画『サイレントラブ』大ヒット御礼舞台挨拶>(2024年2月12日/Ⓒ2024「サイレントラブ」製作委員会)

映画『サイレントラブ』が、本日2月12日(月・祝)に大ヒット御礼舞台挨拶を開催。同イベントには、山田涼介、浜辺美波、野村周平、吉村界人が登壇した。本記事では、オフィシャルレポートをお届けする。

映画を観終わったばかりの観客の温かい拍手に迎えられた沢田蒼役の山田は、“ポスターからキラキラのラブストーリーを想像している人が多かったようで、そのような展開とストーリーではないことから「切なかった!」という声をたくさんいただき、まんまとこちらの策にハマってくれたなと嬉しいです”と手応え十分。家族も同作を鑑賞したそうで“親父に「演技がウマくなった”と言われた時は嬉しかった”と喜ぶも、声を出さない役どころだけに“セリフがない方がいいのかなと、なんか複雑でした。でも家族は僕の成長を見てくれているので素直な声を聞けてよかった”と微笑んでいた。

甚内美夏役の浜辺は友人からの反応を紹介。“事前に「驚くよ?」とは伝えていたけれど、予想外の展開だったようでビックリしたと言われました。でも、すごくよかった、もう1度観たいとも言ってもらえました”と嬉しそう。野村はSNS上に“山田くんや浜辺さん目当てで観に行ったけれど、野村くんもよかった”という感想があったと紹介し“おふたりのファンをこちらに引き込めたのでよかった!”と笑わせた。吉村は役柄の設定上“お前のせいで(蒼と美夏)2人の恋愛が出遅れた!というメッセージが10件くらい来ました”とストーリーに没入している観客が多いことに驚いていた。

好きなシーンの話題になると吉村は“野村さん演じる北村のカジノのシーンが好き。似合っているなとリアリティを感じた”と挙げて、当の野村は“俺、そういうキャラじゃないから! ギャンブルとか嫌いだからね!”と大慌て。その野村は“車で拉致されるシーンが好き。なんだか面白い”と挙げると、波辺も“私も好きです!”と共感。意外過ぎるシーンのピックアップに客席から笑いが起こると、山田も“人ってあんなスピード感で拉致されるんだ……と思った”と苦笑いしていた。

タイでの公開に際して、山田と浜辺は現地のプロモーションに参加。山田は“笑い声が起こったりして、日本の観客とはツボになるポイントが違う。海外特有の映画の観方だと思いました。リアクションもすごくて、トーク中も反応があって嬉しかった”と報告し、浜辺も“映画が上映された劇場が広くて、まるでライブ会場のようだった。上映後の観客のみなさんの反応も温かくて嬉しかった”と異国の地の反応をリポートしていた。

バレンタインデーも近いことから、それぞれバレンタインの想い出を発表。野村から“2人から(山田や浜辺)バレンタインの想い出があったら泣くわ~”といじられた浜辺は“毎年現場に差し入れしています。スタッフさんの分も含めて板チョコ全部にメッセージを書いて。今年は作品に入っていないので、ちょっとホッとする気持ち半分、寂しい気持ち半分”と明かし、山田に“量とかすごいでしょ?”と聞かれると“100くらい。数日眠れなくなるけれど、それがバレンタインという感じになっています”と答えた。

一方、高校時代は恋愛禁止だったという山田は“下駄箱にチョコが入っていたことがあったけれど、宛名が書かれていなくて誰だかわからない。あれは誰だったんですか?”と会場に訴えながら“チョコなんてない、という心構えで学校に行っていたので嬉しかったです。宛名がなくて怖かったですが……(笑)”と甘い想い出を口にしていた。すると野村は“ドラマの見すぎで学校にウキウキしながら早く行って、結局何もなかった時の気持ちなんて知らないだろ!”と浜辺と山田に嫉妬。そして“何もないんだよ、俺と界人はな!”と勝手に吉村を非モテ男子に認定し、会場の笑いを誘っていた。

最後に吉村は“感想をSNSに書いてもらえればすごく励みになります”と呼び掛け、野村も“映画はまだまだ続きますので、何度観ても面白い作品であり、飽きない作品として頑張って作ったので、みなさんの力で広めてください”とさらなるヒットを祈願。浜辺は“またみんなで集まりたいと思うような映画に参加ができて光栄です。公開は続きますので、映画館でお待ちしております”とアピールし、山田も“たくさんの方に観てもらえて光栄です。日本だけではなく世界中のみなさんにこの映画を観ていただきたいと思っているので、たくさんの言葉と声に出してSNSに感想を書いていただき、たくさんの方にこの映画を広めていただきたいです。この映画や僕らに力を貸してください”と会場に呼びかけ、終始和気藹々とした空気感で舞台挨拶は幕を閉じた。

映画『サイレントラブ』

■ストーリー

希望もなくただ生きているだけの蒼がある日出会ったのは、事故で目が不自由になった音大生の美夏。何があってもピアニストになるという夢を諦めない美夏に心を奪われた蒼は、彼女をすべての危険から守ろうとする。だが、美夏に想いを伝える方法は、そっと触れる人差し指とガムランボールの音色だけ。蒼の不器用すぎる優しさが、ようやく美夏の傷ついた心に届き始めた時、運命の濁流がふたりをのみこんでいくーー。

■出演

山田涼介 浜辺美波

野村周平/吉村界人 SWAY 中島歩 円井わん

辰巳琢郎/古田新太

原案・脚本・監督:内田英治

共同脚本:まなべゆき

音楽:久石譲

主題歌:「ナハトムジーク」Mrs. GREEN APPLE(ユニバーサル ミュージック / EMI Records)

製作:依田巽 大多亮 中村浩子

エグゼクティブプロデューサー:小竹里美 臼井裕詞

プロデューサー:松下 剛 横山和宏 玉井宏昌 楠智晴

ラインプロデューサー:尾関玄

撮影:木村信也

照明:石黒靖浩

美術:太田仁

装飾:澤下和好

録音:栗原和弘

衣裳:川本誠子

ヘアメイク:板垣実和

小道具:SAORI

スクリプター:石川愛子

編集:小美野昌史

音響効果:堀内みゆき

助監督:井手博基

監督補:佐藤吏

制作担当:酒井識人

音楽指導コーディネーター:佐藤 順

アクションコーディネーター:小原剛

特殊視覚効果:泉谷修

特殊造形:百武朋 並河学

キャスティングディレクター:伊藤尚哉

配給:ギャガ

全国公開中

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