福井-名古屋間の高速バス、JR北陸線運転見合わせ以降の全便満席 2月12日

北鯖江駅のホームの向こうで上がる煙=2月12日午後1時ごろ、福井県鯖江市神中町1丁目

 福井県の京福バスのチケットセンターによると2月12日、福井-名古屋間の高速バスは上り線の7便が満席となった。JR北陸線の運転見合わせ開始以降の便で、急きょ交通手段の変更を強いられた人が多かったようだ。

 北陸線は同日昼前、北鯖江駅付近の沿線火災で運転見合わせとなり、特急サンダーバード、しらさぎが多数運休となった。JR西日本は午後2時時点の見通しとして午後5時半ごろ運転再開するとしている。

 高速バスは下り線も午後3時台に名古屋を出発する便を皮切りに、以降は全便満席となった。同センターは「これだけ多くの便が満席になることは普段あまりない」と話している。運転見合わせのトラブルに巻き込まれた人の中には、福井から米原までタクシー相乗りの相手をSNS上で探す人も見られた。

⇒北陸線運転見合わせの原因となった北鯖江駅付近の沿線火災

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