明治時代のレンガ造りの門 県登録文化財に/千葉県成田市

明治時代のレンガ造りの門 県登録文化財に/千葉県成田市

 千葉県が文化財の保護を目的に創設した「県登録文化財」に成田市立三里塚小学校赤煉瓦門が選ばれました。

 新たに登録された成田市立三里塚小学校赤煉瓦門は明治時代三里塚に駐屯していた旧陸軍鉄道第二大隊が演習訓練の一環で千葉と三里塚を結ぶ「軽便鉄道」を敷設する際に駐屯地の門を移築したものといわれています。

 赤煉瓦門は1910年ごろに建築されたと見られていて、「イギリス積み」と呼ばれるレンガの積み方で作られています。

 成田市によりますと三里塚小学校に移築された年代は確定されていませんが明治末期のレンガ造りの建築物は市内でも珍しく、県登録文化財の建造物として登録されるのは、県内では初めてだということです。

 成田市では「貴重な文化財を大切に保存していきたい」としています。

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