小学生が「就職活動」に挑戦!企業選んで面接も 夢と自分に向き合う時間に 岡山

岡山県赤磐市の小学校で、児童がさまざまな職業の社会人と出会い、自分の将来について考える特別授業が開かれました。

9日、赤磐市立山陽西小学校で開かれた特別授業は「児童たちが就職活動を体験する」という形で行われました。
まず6つの職種の人たちが、自分たちの仕事の内容や、欲しい人材について説明しました。

(岡山トヨタ自動車 東岡山店 営業/秦 康孝さん)
「営業職は人の人生に関わる仕事です。継続してコツコツ努力ができる人、相手の目線に立って考えられる人」

(野木病院/大村泰之 医師)
「チーム医療、一人では患者さんを助けることはできないので、みんなと協力してできる人を求めています」

(KSB瀬戸内海放送/瀧川奈津希 アナウンサー)
「どんなこともワクワクできる人、いろんなお仕事にワクワクして挑戦を楽しみながら取り組める人がいいな」

説明を聞いた子どもたちは、自分の興味がある職業のブースに行って、面接を受けます。

(面接を受ける児童[美容師のブース])
「私の長所は人を笑顔にできることと人と話すのが好きなところです」

(面接を受ける児童[ウェディングプランナーのブース])
「『みんなが楽しむには?』ということを大切にしています」

(面接を受ける児童[営業職のブース])
「トヨタさんで何を大事にしてお客さんと話しているかを学んで、電気工事士でお客さんと話すときに生かしていけたらなと」

(赤磐市立山陽西小学校/森下憲 教諭)
「『自分が幸せに生きていくためにはどんな価値観が必要で、どんな言葉が合うのかな』というのを見つけてほしくて。学校だけで教えるのではなくていろんな企業の話も聞いてその中で子どもたちで答えを作ってほしいなと思ってこの授業を作りました」

面接の後はそれぞれのブースの担当者が、子どもたちに面接した印象などを伝えました。

(6年生/藤野奈智さん)

「相手目線で考えたときに言葉選びがすごく難しくて、伝えるっていうより、届けるというのを意識したい」

(6年生/坂本優翔さん)
「面接は自分自身の夢がウェディングプランナーなのですごく楽にできた。『視野を広く』と『臨機応変にできる』というところが自分の長所だと思っているので、そういうところで意識していけば、大人になったところでつながってくるんじゃないかと」

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