手書きの手紙が得意な人は仕事もできる!?

2月12日「西川あやの おいでよ!クリエイティ部」(文化放送)、特集コーナーは「手紙」をテーマにお届けした。物価高や郵便物の減少などを理由に、手紙やハガキが今後、値上げする予定だと発表されている。番組出演者たちも仕事以外で手紙を送ることは減っているが、手書きの大切さを感じる瞬間はあるようだ。

西川あやの「いただいた年賀状には返すようにしているんですよ。今年も何通か書いたんですけど、やっぱり書くこと(内容)がないんです。『明けましておめでとうございます 今年もよろしくお願いします』以上、みたいな」

山内マリコ「最近の年賀状って量産型じゃないですか。全部(プリントされて)出来上がっている。気の利いている人って直筆で端に2行ぐらい、あなた宛のメッセージみたいなものを書いてくれている。それもないプリントだけの年賀状の無味乾燥さはなかなか……」

西川「最近の若者は推し活、オタ活みたいなもので、手紙を送るんですって。確かに舞台やイベントに行くと、お手紙入れみたいなものがありますね。そういうところにファンレターを入れているそうです。亮さんのところもいっぱい届くのでは?」

田村亮「届かない、届かない。昔はあったけど……。2000年代に入ってからはときどき来るぐらいかな? たとえばロケに行った先の人が『ありがとうございました。オンエアで改めて見て、こうでした』と送ってくれるとか。返事を書くか書かないか(の問題)もあるね」

西川「オタ活だとよく往復ハガキで書いていました。ときどき返してくださる方がいらっしゃるんですよ。最近はSNSで手書きを発信する投稿、すごくよく見かけますね」

山内「こういう投稿、大好きなんです。字の上手な人が太宰治の本から抜粋、引用する、みたいな動画を上げているんですね。万年筆やガラスペンで書くのをずっと見ちゃう」

西川「これだけデジタルの時代になると『うわ、文字書きたいな』って思うときありませんか?」

田村「誰かに手紙、というわけじゃないけど、漢字を異常に書けなくなっているじゃないですか。そういうときのために書く練習をしておかないと、と思います。きょうのコラム(番組のコーナー)のやつ(内容)もどこかに書いておかないと、いよいよ忘れるぞ、と思って、文字に残すことはあります」

西川「山内さん、夫には?」

山内「夫に手紙は書かないけど、手書きはすごくしますよ。ノートにコラムのことも書いているし、手帳も紙派だし。手書きが好き、というか文房具が好き。この間、『結婚とわたし』という新刊を出したんですね。関係者や友達に献本するとき、一筆箋じゃなくてメッセージカード、よく外国で売っている型紙のものに入れたりします」

田村「女の人のほうがお手紙を書いているイメージはあります。マメな感じ。実家の母ちゃんとうちの奥さんのやりとりも、奥さんがしてくれている感じがある」

山内「ですよね。ただ、私も本を送ってもらったことがあるんです。実際に会ったことがない『この本が僕のデビュー作です』という男性のライターさんの著作を。そこにものすごく達筆な字で『いつも読んでいます』みたいなメッセージをくれて。そういうことができる人は後でどんどん出世していく」

田村「あ~、やっぱり!」

山内「そういうことを、もちろん私以外、あらゆる人にできる、マメに手紙書いたりお礼状を送ったりする人は仕事ができるし、かわいがられて出世もしています」

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