庵野秀明氏らがアマチュア時代の伝説アニメ、剣に乗り空を駆ける女の子を造形「とても勉強になった」

伝説のアマチュアアニメ、DAICON 4のオープニングに登場する女の子がフィギュア化された。三重在住の造形作家まっつくさんが、11日に開催された世界最大級の造形・フィギュアの祭典「ワンダーフェスティバル(ワンフェス)2024冬」(千葉・幕張メッセ)で、新作「DAICON4の女の子」を発表。剣に乗り大空を駆ける印象的なシーンが切りとられた。

庵野秀明、赤井孝美ら後のガイナックスにつながる制作陣により、プロ顔負けの完成度を誇った1983年のアニメ。まっつくさんは「僕の中でも印象に残るシーンでした」と立体化を決意。「下半身の造形が難しかった。CGから作りましたが、上半身とのバランスを良くするための微調整が大変でした」と振り返った。

これまで「伝説巨人イデオン」「宇宙の騎士テッカマン」などのキャラクターを立体化し、度々注目を集めてきたが「猫背でかがむポーズは普段作らないので、今回はとても勉強になりました」と達成感を得た。当時のスタッフによる「DAICON FILM」のSNS上でも運営側から好意的に紹介され、この日は同関係者から会場で直接エールを送られたという。「フィギュアを前に褒められるのは、とてもうれしかったですね」と笑顔を見せていた。

まっつくさん作のフィギュア「DAICON4の女の子」

(よろず~ニュース・山本 鋼平)

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