40代になると、肌悩みを隠そうとカバー力の高さに注目してファンデーションを選びがち。しかし、カバー力が高すぎても肌本来が持つ透明感やツヤが失われ、逆に老けて見えることがあります。 美容研究家の筆者が老けて見えるファンデーションの特徴、さらに40代を若々しく見せるファンデーション選びのポイントを紹介します。
40代が買ってはいけない「老け見えファンデーション」の特徴4選
（1）マットすぎる
マットすぎるファンデーションは逆に乾燥しているように見えたり、小じわが目立ったりすることがあり、老けて見えるリスクが高まります。
（2）カバー力が高すぎる
カバー力が高すぎるファンデーションは、肌の透明感や素肌感が損なわれることがあり、老けて見えるリスクが高まります。
（3）首の色と差がある
ファンデーションは、色選びも重要。首が黒く、顔だけ白いと、老けて見えるリスクが高まります。
（4）数年前に発売され、リニューアルしていないファンデーション
ポイントメイクだけではなく、ベースメイクにもトレンドがあります。そのため、程よくトレンドを取り入れなければ、老けて見えるリスクが高まります。
40代女性を若々しく見せるファンデーションの選び方とは？
（1）薄づきでありながら、程よいカバー力があるものを選ぶ
気になる肌悩みはコンシーラーや化粧下地でカバーするのを前提に、ファンデーションは程よいカバー力を兼ね備えながら薄づきで素肌っぽい仕上がりになるものを選びましょう。
（2）ほどよいツヤ感があるものを選ぶ
40代の肌にはツヤ感が必要。ツヤ感のある肌は、潤ってハリがあるように見せる効果があるからです。ツヤの具合はトレンドを意識して選びましょう。
（3）自分に合ったものを選ぶ
質感も肌色も、自分に合ったものを選ぶことも大切です。とはいえ、自分にぴったりの色のファンデーションを選ぶのは難しいですよね。 迷ったら首の色に合わせて買うのがおすすめ。ただし、マスクを着用する機会が多い人は、明るめのファンデーションを選ぶという選択肢も。マスク着用時に顔がくすんで見えるのを回避できます。 予算があれば、ファンデーションは迷った色を2つ買い、混ぜ合わせて使うのが理想的です。
40代女性を若々しく見せる可能性大のおすすめファンデーション
毎日使い、肌の印象を決める役割を担うファンデーションは、ある程度投資したいところ。そんな視点で、おすすめ商品を紹介します。
（1）シミや肝斑をカバーし、ツヤのある美肌に仕上げるクッションファンデ
韓国生まれのナチュラルコスメブランド「ByUR（バイユア）」のクッションファンデーション。美容賢者もこぞって絶賛するカバー力と仕上がりの美しさは秀逸。ツヤのある美肌に仕上げることで若見え効果は抜群です。
肌に密着して汗や皮脂、摩擦による崩れを防ぐロングラスティング処方も頼もしく、毛穴ケアまでしてくれるハイスペックさに脱帽！ ＜DATA＞ バイユア「セラムフィット フルカバー グロークッション 21 ナチュラルベージュ」 価格：3960円（税込） 色：全3色 UVカット：SPF50+／PA++++ 容量：15g
（2）毛穴や肝斑をツヤ感でカモフラージュするクッションファンデ
肌にピタッと密着し、360度表情の動きに合わせて美しいツヤが持続するクッションファンデーション。薄膜でありながら、ツヤとの相乗効果で気になるくすみや毛穴、肝斑をカモフラージュして若々しい美肌に。
5種の保湿成分と高保湿オイル配合で、潤い感が続くのも◎。気になる部分に重ね塗りしても、厚塗り感が出ないところも優秀です。 ＜DATA＞ セザンヌ「クッションファンデーション 10 明るいオークル系」 本体価格：1078円（税込）、詰替：858円（税込） 色：全3色 UVカット：SPF50／PA++++ 容量：11g
（3）薄膜なのにハイカバー。程よいツヤを宿した絶妙なマット肌に仕上がるリキッドファンデ
夕方になるとTゾーンがテカるから、ツヤ感のあるファンデーションは苦手な人におすすめのリキッドファンデーション。程よいツヤを宿したマットな質感に仕上がり、洗練された美肌に。
つけているのを忘れるほど軽やかなつけ心地も魅力で、汗・水・皮脂に強く、マスクへの色移りも防ぐからメイク直しできない環境にいる人にもおすすめです。 ＜DATA＞ ベアミネラル「ベアプロ 24HR リキッド ファンデーション（SPF20・PA++） フェア 15 ニュートラル」 価格：5940円（税込） 色：全10色 容量：30mL 発売日：2024年3月1日 このほか、塗り方も大事。内側から外側に向かって薄くなるように塗りましょう。また、少量塗って気になる部分に少しずつ重ね塗りするなど、厚塗りにならないよう注意することもお忘れなく。 また、ファンデーションはお気に入りのものをずっと使い続けるよりも、トレンドを程よく取り入れるために、最低でも1年に1度は最新のものに買い替えることをおすすめします。 (文:遠藤 幸子（化粧品・コスメガイド）)
