安産祈願のお参りよりも効果があったのは…。[妊婦のハッケン #7]

0歳の息子のお母さんをしています、わぐりです。「ハハのつぶやき」という子育てイラストをTwitterInstagramで描いています。
息子の妊娠中は、辛いこともありましたが、妊婦になってみないと経験できないことも多く、発見にあふれていました。妊娠は十人十色ですが、この連載では、私が妊娠中に発見して面白いなーと思ったことを、色々な切り口で伝えていけたらと思っています。

安産祈願のお参りよりも効果があったのは…。[妊婦のハッケン #7]

妊娠初期、ふらりとベビーグッズを見たりして、「あ!このおもちゃ可愛い・・・」と思っても、なかなか買うことができませんでした。「もし流産とかになったら、これを見るたびに辛くなってしまう・・・」と、不安でたまらなかったからです。不妊治療でなかなか授からなかったこともあり、私なんかが順調に行くとは思えない、という妙な疑念があったのです。

安定期に入り、出産できる可能性が高まってくると、少しずつ準備を始めることにしました。店頭で見て気に入ったゆりかごを思い切って買ったり、赤ちゃん用の帽子を心を込めて作ったり・・・

そんな風に準備をするうちに、自分の中に、それまでなかった気持ちが生まれてきました。「これだけ準備したんだから、絶対に無事に産んでやる!」という、覚悟みたいな気持ちです。無事に正産期を迎えられるのかとか、無事に出産できるのかとか、まだまだたくさんの不安がありましたが、「絶対に子どもの顔が見たい!!」という強い気持ちが生まれたのです。

ハッケンその7「出産準備は、安産祈願より強い、心のお守りになった」

妊娠五ヶ月の戌の日に、安産祈願のお参りをしました。でも、出産準備は、その安産祈願よりもパワーの強い、「絶対に無事に産みたい」という気持ちを私にもたらしたのです!準備したものが無駄になったらもったいない、という貧乏根性が生み出したものかもしれなくて少し恥ずかしいのですが(笑)、それでも私にとって、準備は覚悟になりました。

出産準備が、こんなにも心の支えになってくれるものだったとは、自分にとっては大きなハッケンでした!

[わぐり]
2018年4月に息子を出産し、育休中の33歳。
「ハハのつぶやき」Twitter(@ninputweet)Instagram(@ninputweet)で、妊娠中から現在の育児中までのイラストを、ほぼ毎日更新しています。

※この記事は、過去にたまひよONLINEで公開されたものです。

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