12日午後、福島県須賀川市で狩猟をしていた男性が発砲した散弾10数発が、別の男性に当たり、男性は重傷を負いました。
警察によりますと、12日午後3時半ごろ、須賀川市吉美根の山林で、散弾銃を使って狩猟をしていた男性（57）がキジを狙って発砲したところ、誤って発砲方向にいた男性（40）に散弾が当たりました。
2人の距離は30メートル未満で、散弾は男性（40）の頭から足まで全身に10数発当たったということです。男性（40）は郡山市の病院に搬送され、重傷ですが、会話は可能で命に別状はないということです。
発砲した男性（57）は「誰もいないと思い、気づかなかった」と話していて、警察は、業務上過失傷害の疑いも視野に捜査する方針です。
重傷を負った男性と、発砲した男性は、当時計5人のグループで狩猟をしていました。現場は須賀川市立西袋中学校近くの山林です。
福島県によりますと、今年度の狩猟期間は、２月15日までで、イノシシ、ニホンジカは3月15日までとなっています。
