パリ五輪に出られない「23歳以下の超スーパースター」たち

今年7月24日に開幕を迎えるパリ五輪のサッカー競技。開会式よりも前からスタートするという珍しいカテゴリーの一つである。

それに向けて各地で予選が行われているが、五輪はワールドカップと違って大陸ごとのレベル差があまり反映されておらず、ヨーロッパや南米は非常に厳しい予選を戦うことになる。

そして先日はなんと前回の東京五輪で優勝を果たしたブラジル代表が予選敗退に終わるという驚きの結果も…。

今回は「パリ五輪への出場が不可能な世界のスーパースター」をご紹介する。ただ、イングランドは元々五輪に出場できないのでブカヨ・サカやベリンガムらは除いている。

ジェレミ・ドク

代表:ベルギー

クラブ:マンチェスター・シティ

生年月日:2002年5月27日

今季マンチェスター・シティでインパクトを残しているジェレミ・ドク。レンヌから移籍してプレミアリーグ初年度であるが、ここまで2ゴール5アシストを記録。ジョゼップ・グアルディオラ監督のサッカーにもすぐにフィットしてきた。

ただ、ベルギー代表チームは昨年夏に行われたUEFA U-21選手権で驚きのグループステージ敗退に。ジョージア、ポルトガル、オランダを相手に1勝もすることができなかった。

なお、ベルギーでは他にもアステル・ブランクスやアルトゥール・ヴェルメーレン、ロメオ・ラヴィア、アマドゥ・オナナらがパリ五輪世代である。

ライアン・フラーフェンベルフ

代表:オランダ

クラブ:リヴァプール

生年月日:2002年5月16日

今季バイエルン・ミュンヘンからリヴァプールに加入し、遠藤航らとともに中盤を形成しているオランダ代表ミッドフィルダー。昨年はあまりドイツで活躍できなかったが、高く評価された才能をイングランドで証明している。

このフラーフェンベルフもプレーしたオランダ代表であるが、UEFA U-21選手権では3引き分けのグループステージ3位で敗退。

ユリアン・ティンベルやバルト・フェルブルッヘン、イアン・マートセン、ファン・デ・フェンなどを擁したタレント豊かなチームであったが、ライバルのベルギーとともに予選で散った。他にもジョレル・ハトやチャビ・シモンズらが五輪出場を逃している。

アントニオ・シウヴァ

代表:ポルトガル

クラブ:ベンフィカ

生年月日:2003年10月30日

現在ポルトガルの名門ベンフィカで注目を集めている若きセンターバック。ビッグクラブがこぞって狙っているという才能豊かな選手で、長身でありながら豊かなビルドアップ能力を備えている。

ポルトガルは昨年夏のUEFA U-21選手権にパウロ・ベルナルドやヴィティーニャ、ヌーノ・タヴァレス、ファビオ・シウヴァらを擁して臨んだが、決勝トーナメント1回戦でイングランドに0-1と敗れ、大会を去った。

ポルトガル代表では他にもゴンサロ・ラモスやゴンサロ・イニャーシオ、ヌーノ・メンデスらがパリ五輪世代だった。

ジョルジョ・スカルヴィーニ

代表:イタリア

クラブ:アタランタ

生年月日:2003年12月11日

アントニオ・シウヴァとともに今最も注目を集めているディフェンダーといえるジョルジョ・スカルヴィーニ。190cmを超える長身ながらもテクニックに優れ、ボランチとしてもプレーできる末恐ろしい20歳だ。

ただ、イタリアもUEFA U-21選手権ではグループステージで1勝2敗という苦しい結果に。トナーリやペッレグリ、ニョント、スカルヴィーニ、ウドジーも参加するなど陣容は充実していたが、タイブレークの末に決勝トーナメント進出を逃している。

なお、イタリアではカサデイやミレッティ、バルダンツィ、エスポジトらがパリ五輪に出場できる世代となっている。

ロドリゴ

代表:ブラジル

クラブ:レアル・マドリー

生年月日:2001年1月9日

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2001年1月1日以降の選手が出られるのがパリ五輪。そのためロドリゴはギリギリ出場することができる大会だったが、ブラジル代表チームはなんと予選で敗退してしまった。

1月半ばからセントラル開催で行われてきた南米予選でブラジルは1次グループステージを首位で突破することに成功。若き天才エンドリッキが2ゴールを決め、前途は洋々であるように見えた。

しかしファイナルステージではいきなりパラグアイに敗れ、最後もアルゼンチンに0-1と競り負けた。ガブリエウ・マルティネリやヴィトール・ロケも含め、本大会に行けていれば相当に豪華なメンバーになりそうだったが…。

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