【西武】シンクレアジョセフ孝ノ助投手インタビュー 「威圧感のある、躍動感のあるピッチャーになりたい」

1月23日放送のライオンズエクスプレスでは、育成ドラフト1位ルーキー、シンクレアジョセフ孝ノ助投手にインタビューした模様を放送した。生い立ちやプロに入ってからの目標を訊いた。

――日本語は全然問題ない?
シンクレア「母が日本語を教えてくれて、会話は日本語だけという感じでずっと育ててくれたので、そのおかげでカナダにいる間も日本語が上達させることができて、今喋れているという感じです」

――どんなことをアピールしたいですか?
シンクレア「動くボール、癖のあるボールを投げて、バッターが対戦したことないような嫌がる投げ方をできる自信があるので、それを長所として伸ばしていきたい。アピールしたいのはそこかなと思います」

――身長はどのくらいですか?
シンクレア「193くらいです。父が180後半くらいあって、母も日本人女性にしては大きく、165くらいあるので、そのおかげかなと思います」

――お父様とお母様は日本で出会って結婚した?
シンクレア「母がカナダに留学していて、カナダで会ったということです」

――日本で暮らした時間よりも、カナダやアメリカの方が長い?
シンクレア「そうですね。カナダでずっと育って、大学4年間はアメリカでした」

――一番地元と感じるのはカナダになる?
シンクレア「日本の食事が一番好きで、カナダでも母が日本食を作ってくれていたので、アットホーム感があるのは日本の食卓かなと思うのですが、実際一番時間を過ごしてるのはバンクーバー。いろんなとこを転々としていますが、所沢をホームにしようかなと思います」

――球種はストレート、ツーシーム、スライダー、スプリットと聞いていますが?
シンクレア「今少しフォークも投げている感じで、カーブも投げられますが、徳島インディゴソックス時代に試合で投げていたのはその4球種になります」

――軸になっているボールは変化球ですか?
シンクレア「そうですね。スライダーには結構自信があって、徳島(インディゴソックス)の岡本哲司監督が『スライダーは日本でも通用すると思うよ』と来日してすぐに言ってくれたので、どんどん投げていく意識で、これからも壁に当たるまでは投げようかなと思っている。ツーシームも、日本人が投げるツーシームとはちょっと違うのかなという感じで、真っすぐと球威が変わらずにバッターの手元で動くというイメージで投げているので、それに加えて、スプリットやフォークを落としたりしたら投球の幅が広がるのかなと思います」

――スライダーは横変化が非常に大きいということも伺いましたが?
シンクレア「スイーパーらしき数値にもなるときがあるらしく、それは別に意識してやっているわけではない。いつも通りのスライダーで、たまにスイーパーのように変化したら面白いなという感じで投げている。日本のイメージである小さく曲がる高速スライダーよりは大きく横に曲がるフリスビー的な曲がり方をするという自覚はあります」

――フリスビー的な曲がり方というのはアメリカ的な表現?
シンクレア「徳島時代に、解説の人にフリスビーみたいだねと言われて、なるほどと思った。どういうスライダーなのと聞かれるときに、それを言っておけばいいのかと思った」

――フリスビースライダーというふうに今名付けましたので、フリスビースライダーをひとつよろしくお願いします。
シンクレア「よろしくお願いします」

――どんなプロ野球選手になりたい?
シンクレア「育成スタートということで、1日でも早く支配下登録を勝ち取って、1軍で登板するということを目標にしているのですが、最終的に威圧感のある、躍動感のあるピッチャーになりたいので応援よろしくお願いします」

※インタビュアー:文化放送・長谷川太アナウンサー

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