【インド】CGパワー、半導体組立でルネサスなどと合弁[IT]

インドの複合企業ムルガッパ・グループ傘下の電機企業CGパワー&インダストリアル・ソリューションズは、インドでの半導体のOSAT(組み立て、試験など半導体後工程の受託請負)施設設立で、半導体大手ルネサス・エレクトロニクス(東京都江東区)の米国子会社および、タイに本拠を置くスターズ・マイクロエレクトロニクス(タイランド)と合弁事業契約を締結したと発表した。8日に契約を結んだ。出資額は3社合わせて2億2,200万米ドル(約331億円)となる。

出資額の内訳は、CGが2億500万米ドル、ルネサス・エレクトロニクス・アメリカが1,500万米ドル、スターズが200万米ドル。出資比率はそれぞれ92.34%、6.76%、0.90%となる見通し。

合弁設立は電子・情報技術省の承認、必要に応じた中央政府や州政府からの補助金の取得、規制当局の承認などが条件になる。

CGは、日本のルネサス・エレクトロニクスと引取・製造契約、スターズと技術ノウハウの共有および技術支援契約もそれぞれ結んだ。

CGは昨年11月、半導体のOSAT施設の設置承認と補助金交付を求める申請書を電子・情報技術省に提出したと発表していた。投資額は5年間で7億9,100万米ドルに上ると予想している。

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