欧米関係は継続へ、次期米大統領が誰であっても=独財務相

[ロンドン 12日 ロイター] - ドイツのリントナー財務相は12日、米国で誰が次期大統領に就任しても、米国と欧州の同盟国の関係は継続するという認識を示した。

トランプ前米大統領が週末に北大西洋条約機構(NATO)加盟国をロシアによる侵攻から防衛しない可能性に言及したことを受け、西側諸国の高官だけでなく、米国内からも批判の声が相次いでいる。

リントナー氏はハント英財務相との会談に先立ち、米大統領が「誰であるかに関わらず、大西洋を越えて経済、政治、安全保障に絡む問題で協力し続けることがわれわれの最優先の関心だ」と述べた。

トランプ氏の発言を受けて、独英の自由貿易関係を巡る対話が「とりわけ重要性を増している」とし、「NATOの欧州加盟国として、われわれは大きな課題に直面している」と述べた。

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