米国防長官、ブリュッセル訪問中止 再入院で 13日に職務復帰か

[ワシントン 12日 ロイター] - 米国のオースティン国防長官は、北大西洋条約機構(NATO)国防相会合に出席するために予定していたブリュッセル訪問を中止した。米政府当局者が12日、明らかにした。

オースティン氏は11日にワシントンのウォルター・リード陸軍医療センターに搬送されており、国防総省のライダー報道官は「緊急のぼうこうの問題を示唆する症状」の治療のため入院すると明らかにしていた。ヒックス国防副長官に職務を引き継いだという。

主治医によると、オースティン長官はぼうこうの問題に対処するため、全身麻酔の下、手術を伴わない処置を受けた。13日には完全に回復し、通常の職務に復帰する見込みという。

オースティン氏は、ブリュッセルでNATO国防相会合のほか、ロシアの侵攻を受けているウクライナに対する支援を継続する方法についての同盟国との会合に出席する予定だった。当局者によると、ウクライナに関する会議はオンライン形式で開催される。

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