「最高なスタートを切った」パリ五輪日本代表内定のコナー・オレアリー、世界最高峰CTで初戦3位!「飛躍の年になる」【サーフィン】

現地時間2月10日、ハワイ・オアフ島のノースショアのエフカイ・ビーチ・パークでWSL(ワールドサーフィンリーグ)CT(2024チャンピオンシップ・ツアー)の第1戦「レクサス・パイププロ」の男子クォーター・ファイナルを決める戦いが行われた。日本からは、パリ五輪出場が決まっているコナー・オレアリーが出場。準決勝では地元ハワイのバロン・マミヤに規格外の強さを見せつけられ敗退となったが、3位入賞を果たした。

コナーは準々決勝で、オーストラリア出身のイーサン・ユーイングと対決。序盤コナーがパイプライン(エフカイ・ビーチ・パーク左前のブレイクで、レフト方向に割れる波)のバレルをメイクして5.00ポイントをマーク。次に波を捉えたのもコナー、次はバックドア(同ブレイクで、ライト方向に割れる波)のバレルをメイクして6.50をスコア。トータルスコア11.50で準決勝進出を決めた。

準決勝は、ハワイ出身のバロン・マミヤと対戦。開始早々、マミヤはバックドアでバレルをメイクし6.83ポイントをマーク。その後も3本目9.07ポイント、5本目には9.77ポイントのバレルライディングを披露。圧倒的なマミヤ優勢な試合展開にも怯まずコナーも3本のバレルを掴んだが、マミヤに大きく引き離され、トータルスコア18.84ポイントでマミヤの圧勝となった。日本のコナーはここで敗退となったが、世界最高峰のプロサーファーが集結した、CT初戦のパイププロで3位という輝かしい結果を残した。

コナーと対決し、ラウンドアップしたマミヤは、決勝で2度の世界タイトルを獲得した経歴を持つ、ジョン・ジョン・フローレンスと対決。序盤、両者ともにバレルをメイクし高得点をマーク。試合に決着が付いたのはマミヤの2本目のライド。深く掘れ上がったサイズもあるバレルをメイクし、完璧なライディングを披露。最終戦で大会2本目となる満点10ポイントをスコアした。その後もフローレンスがバレルにトライするが、得点に繋がるような波に乗れず、フィニッシュ。トータルスコア16.00ポイントでハワイ出身のローカルサーファーであるマミヤが栄冠を勝ち取った。

大会終了後、コナーは自身のインスタグラムを更新。「パイプライン(ハートマーク)イベント中に私を応援しに来てくれた日本のファンの皆さんに感謝します。」と綴り、ファンに感謝を伝え、パイプラインでの4枚の写真をアップロードした。

コナーの投稿をチェックしたファンからは、「3位入賞おめでとう」「私の一番好きな日本人サーファー」「この調子でがんばれ」「飛躍の年になる」「最高なスタートを切った」「よくやった!」など、歓喜の声が寄せられた。

また、「サンセットも楽しんで」「サンセットも楽しみ」など2月12日から22日までの期間で、ハワイのサンセットビーチで行われる、CT第2戦『Hurley Pro Sunset Beach』の活躍に期待する声も寄せられた。

構成●THE DIGEST編集部

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