「日本は我々が恐れていた怪物ではなかった」8強で散った日本代表を現地で取材した海外記者はどう見たのか。森保監督の進退にも見解「指揮官の交代は...」【アジア杯】

カタールの連覇で幕を閉じたアジアカップ2023で、日本は多くの他国メディアから優勝候補の筆頭と見られていた。

だが、グループステージ第2節でイラクに1-2で敗れて2位通過となると、準々決勝でイランに1-2で敗北。3大会ぶり5度目の戴冠を目ざしたチームはベスト8敗退となった。

カタールがヨルダンを3-1で下した決勝の後、アラブメディア『Al-Araby Al-Jadeed』のターク・リヤド記者は、そんな森保ジャパンについて、こう評した。

「日本代表は、我々が知っている日本ではなかった。我々が恐れていた怪物ではなかった」

【PHOTO】日本代表のイラン戦出場15選手&監督の採点・寸評。後半は何もできずに敗戦。及第点は2人のみの低評価
同記者は「この結果をうけて、もしかしたら新しい世代が登場するかもしれない。このトーナメントでの成績が、日本をさらに良くするかもしれない」としつつ、森保一監督の進退についても見解を述べた。

「指揮官の交代は反対だ。もし解任に踏み切ったら、それは良くない決定だと思う」

今大会の結果は悪かったが、日本が進んでいる方向性は間違っていない。同記者はそう強調した。

取材・文●江國森(サッカーダイジェストWeb編集部

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