後半ATに2ゴールを奪ったチェルシーがC・パレスに逆転勝利!【プレミアリーグ】

[写真:Getty Images]

チェルシーは12日、プレミアリーグ第24節でクリスタル・パレスと対戦し3-1で勝利した。

リーグ戦連敗中の11位チェルシー(勝ち点31)が、15位クリスタル・パレス(勝ち点24)の本拠地セルハースト・パークに乗り込んだ“ロンドン・ダービー”。

直近のFAカップ4回戦再試合でアストン・ビラに快勝したチェルシーは、その試合の先発からバディアシルをチアゴ・シウバに変更した以外は同じ先発メンバーを採用。最前線にパーマー、2列目に右からマドゥエケ、ギャラガー、ジャクソンを並べた[4-2-3-1]で試合に臨んだ。

立ち上がりからポゼッションでパレスを上回るチェルシーだが、前半半ばを過ぎても決定機はおろかシュートすら放てない苦境が続くと、ホームチームに先制を許す。

パレスは30分、ミッチェルが敵陣でハイプレスをかけると、挟み込む形でカイセドからボールを奪ったレルマがボックス左手前から右足一閃。強烈なミドルシュートがゴール右隅を射抜き、圧巻のゴラッソで先手を取った。

すぐ反撃に転じるチェルシーは、何度もアタッキングサードまで攻め込むが、なかなか決定機まで至らない状況が続く。前半終了間際には、敵陣でのボールを奪ったマドゥエケのパスをボックス内で受けたギャラガーがシュートを放ったが、これはゴール左に大きく外れた。

迎えた後半、1点を追うチェルシーはマドゥエケを下げてエンクンクを投入。すると開始早々の47分、カイセドのパスでボックス右横まで駆け上がったグストが折り返すと、これをギャラガーが右足でゴールに流し込んだ。

試合を振り出しに戻したチェルシーだったが、60分にアクシデント。マテタのシュートをスライディングブロックしたチアゴ・シウバがそのままピッチに倒れ込むと、内転筋を痛めてプレー続行不可能となり、61分にコルウィルが緊急投入された。

その後は互いに選手を入れ替えながらゴールを目指すが、拮抗した展開が続く。このまま試合終了かと思われたが、ドラマは後半アディショナルタイムに生まれる。チェルシーは91分、スターリングのスルーパスで抜け出したパーマーがボックス右からマイナスに折り返すと、これをギャラガーが流し込み、土壇場で勝ち越しに成功。

さらにチェルシーは、試合終了間際の94分にもエンソ・フェルナンデスがゴールネットを揺らし、3-1で逆転勝利。リーグ戦の連敗をストップした。

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