パリのレストランで日本酒試飲会 仏料理とマリアージュ堪能

12日、パリで開かれた日本酒の試飲会で、日本酒をPRする奥飛騨酒造の営業担当の高木梨佐さん(奥左)と取締役の高木美賀子さん(同中央)(共同)

 【パリ共同】食の都パリの高級レストランで12日、フランス料理とのマリアージュをテーマに、トップシェフやソムリエら約20人が参加する日本酒の試飲会が開かれた。岐阜、愛知、福岡各県の蔵元や関係者も参加し、自慢の酒をPRした。

 ホタテやキャビア、昆布などを使った6種類の料理が振る舞われ、それぞれに異なる酒を組み合わせた。参加者の一人は「普段は白ワインなどを合わせるが、日本酒と食べるとこれほど味が変わるのか」と驚いていた。

 関谷醸造(愛知県設楽町)の関谷健社長は「日本酒は懐が深く、どんな料理にも合う。フランス料理との組み合わせの意外性を楽しんでもらった」と手応えを語った。

 高橋商店(福岡県八女市)の中川拓也社長は「皆さんからおいしいと言っていただけた」と笑顔を見せた。

 奥飛騨酒造(岐阜県下呂市)の高木美賀子取締役は、フランスで好まれる低アルコールの酒を最近発売したことをPR。営業担当の高木梨佐さんは「フランスは食文化に重きを置いている国。弊社の日本酒をもっと飲んでいただければ」と期待を寄せた。

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