相馬勇紀所属カーザ・ピアに2部降格危機。元神戸FW規律違反後に監督解任

相馬勇紀 写真:Getty Images

名古屋グランパスから期限付き移籍中の日本代表MF相馬勇紀擁するポルトガル1部カーザ・ピアACが、今月12日にペドロ・モレイラ監督の解任を公式発表。同クラブでは、元ヴィッセル神戸所属選手のブラジル人FWフェルナンド・アンドラーデンによる規律違反も話題になっている。

カーザ・ピアは今季序盤から残留争いを強いられると、1月13日のポルトガル1部リーグ第17節ファマリカン戦以降は5試合で1分4敗。今月11日のリオ・アヴェ戦で敗れたことにより、2部入れ替え戦圏の16位に転落すると、クラブ幹部はモレイラ監督の解任を決断。今季ここまでアシスタントコーチを務めていたゴンサロ・サントス氏が、チームを率いることもあわせて発表している。

そのカーザ・ピアでは、相馬がリーグ戦ほぼ全試合スタメン出場で1ゴール2アシストをマークしている。一方、右ウイングで相馬からレギュラーを奪えず、大半のリーグ戦で途中出場のアンドラーデンは、今月4日に練習をボイコット。ポルトガル紙『ア・ボーラ』が9日伝えたところによると、同選手はすでにトップチーム活動への参加を禁じられており、契約解除で退団の可能性もあるという。

アンドラーデンは身長182cmで右利きのアタッカー。2012年8月からヴィッセル神戸に在籍していたが、リーグ戦わずか4試合の出場にとどまると、同シーズン限りで退団。その後ブラジル、ポルトガル国内の複数クラブを渡り歩くと、昨年6月末にポルトを契約満了により退団し、カーザ・ピアへ加入していた。

なお相馬は昨年11月の北中米W杯アジア2次予選で日本代表復帰を果たしたが、AFCアジアカップでは代表メンバーから落選。今年3月には北中米W杯アジア2次予選の北朝鮮戦2試合が開催されるだけに、監督交代が同選手の起用法にどのような影響を与えるのか気になるところだ。

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