DeNA、野手転向3年目の勝又が猛打賞 三浦監督「食らいつく姿勢が見えた」

練習試合(特別ルール)
● DeNA 3 - 4 中日 ○
<2月12日・ユニオンですからスタジアム宜野湾>

DeNAの勝又温史外野手(23)が12日、中日との練習試合に「7番・左翼」で先発出場。チーム唯一の3安打をマークし開幕一軍入りをアピールした。

2回の第1打席は好機で空振り三振に倒れたものの、5回の第2打席に右前打を放ち逆転劇の足掛かりを作った。6回の第3打席は遊撃への内野安打を放ち、1点を追う9回はイニング先頭で中前打。4打数3安打の活躍に三浦監督は「食らいつく姿勢、何とか塁に出てやるという気持ちが出ていた。結果が出たことは彼にとってよかったと思うし自信になると思う」と評価した。

2019年に投手として入団するも、制球難に苦しみ2021年オフに戦力外通告。それでも、育成での再契約を機に打者へ転向し、2022年はファームで3割近い打率を残した。昨年11月に支配下復帰を果たし、背番号は投手時代と同じ『28』。今キャンプでは同じ外野手のドラフト1位・度会ら新人が目立っているが、野手転向3年目の苦労人もしっかりと存在感を示している。

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