1月の企業物価、0.2%上昇 電気代低下で伸び率鈍化

 日銀が13日発表した1月の国内企業物価指数(2020年平均=100、速報)は前年同月比0.2%上昇の120.1だった。また、23年12月の指数は、当初公表の横ばいから0.2%プラスに修正した。足元で伸び率は鈍化傾向にある。飲食料品の値上げの動きが落ち着きつつあることや、電気・都市ガスが大幅に下がったことが要因。

 企業が海外から輸入する物品の値動きを示す1月の輸入物価指数は、契約通貨ベースで8.8%下落、円換算で0.2%下落だった。

 企業物価指数は、企業間で取引される商品の価格水準を示す。家庭が購入するモノやサービスの価格動向を表す消費者物価指数の先行指標となる。

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