久常涼もチェンジ テーラーメイドの新しい「TP5x」/米ツアーで見つけた最新ギア

ニューボールにスイッチした(撮影/服部謙二郎)

2024年もゴルフメーカー各社から新しい製品が次々と発表されているが、PGAツアーで発見した最新ギアの情報をアップデートしたい。

ことしはボールの“アタリ年”。キャロウェイ、テーラー、ブリヂストン…と、軒並みボールをリニューアル。契約選手たちは続々と新しいボールにスイッチを始めている。

米ツアー「ファーマーズインシュランスオープン」(カリフォルニア州・トリーパインズGC サウスコース)で久常涼のギアをチェックすると、彼も実は1月「ソニーオープン」(ハワイ州・ワイアラエCC)からボールを新しい「TP5x」に替えていた。ドライバーは「Qi10」に替えるのにも慎重(未だステルス2プラスを使用)だが、今回のボールはすんなりと移行した。

ファーマーズサウス18番でティショットを放つ(撮影/服部謙二郎)

というより、実は前作の2021年モデルを使っていなかったので、19年モデルから24年モデルへのスイッチとなった。「今回すごくいいスよね。年末に日本でも数ラウンドして使って、これはイケるってなって。ハワイの練ランで試して試合ですぐに使いました」

「19年シリーズのボールと比べて、打感の柔らかさを感じます。球の伸びが良くて、鋭い球が出て、自分の思ったような弾道で飛んでくれる」

「低い球も打てるし、高い球も打ててコントロールできる。やっぱり柔らかくなったから、それが球の扱いやすさにつながっているんですかね」と投入を即決した背景を語った。「硬い方(TP5x)がノーマル(TP5)寄りになったような気がします」

ツアーバンの中で見つけた新ボール(撮影/服部謙二郎)

この新しい「TP5x」、ロリー・マキロイ(北アイルランド)も替えていきなり優勝(1月の欧州ツアー「ドバイデザートクラシック」)するなど、プロの評判もなかなか上々。ドライバーほど目立たないが14本のクラブ以上に重要な存在であるボール。プロの評価の情報が入ったら、またお届けしたい。(編集部/服部謙二郎)

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