自転車ルール、楽しく学ぶ 児童がシミュレーター体験 茨城・つくばの並木小 

自転車シミュレーターで安全運転を学ぶ児童ら=つくば市並木

茨城県警つくば警察署(中山文雄署長)とつくば地区交通安全協会(奥沢恒男会長)は2日、つくば市立並木小(同市並木、鈴木はるみ校長)で自転車シミュレーターを使った交通安全教室を開いた。6年生約60人が参加し、安全な自転車の乗り方について学んだ。

児童は車輪が固定された自転車に乗ってシミュレーターを体験。ペダルを踏むと住宅街の道路や交差点、見通しが悪い坂道などが映され、標識や案内に従ってハンドルやブレーキなどを操作した。署員らは「発進時は右左や後ろを確認して」「一時停止線でしっかり止まるように」などと指導。標識の意味や、傘を差したりスマートフォンを持ったりといった片手運転の危険性についても説明した。

渡辺泰隆君(12)は「ルールやマナーを楽しく学べた。シミュレーターではガードレールにぶつかってしまったので、実際に乗る時は気を付けたい」、笹本ひかりさん(12)は「標識に合わせて、歩道と車道を使い分けて走りたい」とそれぞれ話した。

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